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2006年12月

2006年12月31日 (日)

大晦日に怪人

思い起こせば今年の元旦は「オペラ座の怪人」を観に行ってスタートしました。
と言う訳で、大晦日は「オペラ座の怪人」。

今日は義妹も一緒なので、妻の実家で義妹を拾いました。
と、義父が汐留まで車で送ってくれるというので車で。道も空いていてすんなりと・・・汐留を通過。(おぃ)
義父は今日行く劇場を浜松町の四季劇場と勘違い。ナビをしていた義妹は汐留の位置を勘違い。と言う訳で、Uターンして汐留へ。
まだ時間も早かったので昼食を済ませてから四季劇場・海へ。


今日のキャストは・・・

オペラ座の怪人 : 高井治 / クリスティーヌ・ダーエ : 西珠美
ラウル・シャニュイ子爵 : 鈴木涼太 / カルロッタ・ジュディチェルリ : 種子島美樹
メグ・ジリー : 荒井香織 / マダム・ジリー : 秋山知子
ムッシュー・アンドレ : 寺田真実 / ムッシュー・フィルマン : 小林克人
ウバルド・ピアンジ : 半場俊一郎 / ムッシュー・レイエ : 深見正博
ムッシュー・ルフェーブル : 林和男 / ジョセフ・ブケー : 岡智

男性アンサンブル
増田守人 / 西尾健治 / 小倉佑樹 / 小泉正紀 / 佐藤圭一 / 見付祐一 / 町田兼一

女性アンサンブル
西山愛由美 / 畠山馨 / 森田かおり / 小野さや香 / 劉微 / 田窪万理子 / 園田真名美 / 世登愛子 / 吉田郁恵 / イ ユンジョン / チェ ウンヨン / チャ ミヨン


そして座席は1階最前列。(正確には妻と義妹が最前列で私は2列目)
場所は下手側。今までは上手側ばかりでセンターも少なかったので、実は初の下手側です。


プロローグ、オーヴァチュアと音楽が流れ、ゾクゾクとします。
オークションの場面では年老いたラウルが出ておりますが、声が・・・若い!
オークショニアの声も何か古さを無理やり作っているような・・・。あらら。
あ、でもラウルはオークションで入札をするときは肩に置かれた手をポンポンと叩いて合図をしていたのですね。目の前でやっていたのでバッチリと。

意外と楽しみだったのが、アンドレ(寺田さん)&フィルマン(小林さん)の支配人コンビ。壁抜け男で観ていたので、余計に楽しさが倍増。
フィルマンのニカッという笑顔が少しカタイように見えましたが、小林さんカッコ良い。寺田さんは医師や弁護士のような頼りない雰囲気をそのままに。所々に囚人であり、医師といった壁抜けの演技が思い出されて、楽しかったです。
オフィスでの掛け合いもばっちりな感じでした。

種子島さんのカルロッタは、迫力のある威勢の良い関西系(失礼)のイメージがあったのですが、何か優しいような少しイメージが違いました。とは言え、迫力は充分にありますし上手。
カルロッタって皆から嫌われているのですよね。「Think of Me」でもアンドレが歌を希望すると、荒井メグのため息なんてバッチリと聞こえました。他のダンサーも嫌な顔。でもアンドレは違う。イル・ムートなどボックス席でカルロッタを見ている顔はフィルマンと対照的なのですよね。あくびをしたり寝そうなフィルマンと、うっとりして思わず一緒に口ずさみそうなアンドレ。こういった支配人も面白かったり。(見過ぎ?)
あと半場さんもいるので、舞台上にはCATSのデュト様だらけなのですよね。小林さんに高井さんに、増田さんに。。。

メグ・ジリーは荒井さん。シラバブで観ることが増えていましたが、荒井さんは大好きなので楽しみ。でも何か無理をしているような。私の中でハードルを上げ過ぎたのか。いや、凄く上手なんです。声も可愛らしいですし、表情も。あ、少し表情が硬かったような気はしたかも。
ブケー(岡さん)はダンサーを前にして怪人を馬鹿にするのですが、それをマダム・ジリーに諭されて「(怪人に)見られた・・・見られた・・・」と呟いていたのが印象的でした。

涼太ラウルは雰囲気は若いラウル子爵。でもゆとりがなくて、いっぱいいっぱいな感じ。バタバタしていて。
一生懸命演じているのは伝わってきます。でもテンパっているような。クリスを大事にするのも見えるのですが、無理してないか?というような。偉そうな言い方で申し訳ないのですが、折角良いものを持っているので、歌や演技など、これからドンドン磨いていって欲しい。
「All I Ask of You」なんかも凄く良い場面ですが、クリスが強いのではなく、ラウルが弱く見えてしまうのですよね。真面目な性格なので、真面目に演じすぎているのですかね。

そして西クリス。やはり本当に若干、訛りが台詞では出るのですが、歌は凄く良い。
そして「Think of Me」から「Angel of Music」での自信のなさそうな表情から歌いだされる歌声、そしてメグ・ジリーには見せる可愛らしい表情や仕草。表情なんて最後までとても上手。
私が大好きな場面は墓場でのシーン。ここのソロは涙が出そうになりますが、今日も西クリスの声に酔いました。そこに高井怪人の声が絡まって。。。モキャァー!(壊)

高井怪人。「The Mirror」で第一声! ん~、凄く官能的で良い声。でも気持ち、疲れている声。少し不安も。。。でもやっぱり良い。「The Music of the Night」などもたまらん。
声の雰囲気は第一幕は不安でしたが、第二幕では好調でした。艶っぽくて、妖しくて、ねっとりとしていて、凄く良い。(褒めてます)
この声が聞きたかった!

「The Phantom of the Opera」の湖のシーンは凄く綺麗。何度見ても良いです。
「マスカレード」では近い分、色々な仮装が見えて楽しい。
そして「The Point of No Return」は高井さんの声も絶好調で、思わず目を閉じて聞き入ってしまいそうに。いやでも目の前のクリスと怪人を見たい。でもとにかく2人の声に耳だけを傾けたくなるような。

最後の「怪人の隠れ家」では歌声はもちろん、表情や静寂の間、全てから音楽が聞こえてきます。クリスにバッチリキスをされて、全身が震えだす怪人。(キスの後、怪人の口の周りはテッカテカでした)
怪人は悟り、ラウルを生かす。そして「お願いだー 行ってくれー」の絶叫。そこに出て行ったはずのクリスが戻ってきて。でも指輪だけ置いて、また去って。続いて静かにラウルとクリスの歌声が響く。。。様々な気持ちや思いがグルングルンと駆け巡ります。でももう目の前の怪人に目と心はロックオンという不思議な体験。

凄いスタンディングオベーションでした。
カテコも何度も。そして静かに微笑みながら、高井怪人のバイバイも何度も。
大満足!

終演後はお茶をして余韻に浸り。そして銀座・有楽町まで歩いて移動。
少しだけブラブラしてから帰ってきました。
そんな大晦日。


今年は沢山の舞台を観ました。
来年もそれは続きそうです。と言うことで、明日はCATS。

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2006年12月27日 (水)

音の箱

昨晩の集中豪雨が嘘のような快晴。
更にはもう年末だというのに20度を越える陽気。

目黒の「音の箱」でのライヴを観に行ってきました。

今日は幾つもの予定が重なった日。
・「音の箱」でのライヴ
・友人の忘年会
・大学時代からお世話になっている先輩が参加する野口五郎プロデュースでのライヴ
・以前、お世話になった小坂忠さんの芸能生活40周年の記念ライヴ

結局「音の箱」でのライヴに行ってきました。
ライヴハウスなのですが、ミュージックチャージを払って、音楽を楽しみながら食事が出来ます。
こういったライヴハウスは初めてでドキドキ。

行くきっかけはこの日の出演者でいらっしゃる家本朋子さん。

私が高校生の頃のある晩、電話がなりましたとさ。
私が電話をとると「○○さん(私のこと)のお宅でしょうか。私、劇団四季俳優の家本朋子と申します。」と、きたもんだ。
当時、劇団四季「四季の会」の会員向けのサービスで、俳優が会員に電話をすることがありました。それでお話をさせて頂いて、一気にファンになりました。
その家本さんと最近になってネットを通じて知り合うことが出来、この日のライヴを知りました。

家本さんにお願いをしてチケットを購入。
チケットをウチに送って頂いた時も、手紙が添えられていたり、非常に人柄を感じられました。

家本さんは劇団四季にいらした時は、「ACL」のヴァルやマギー、「CATS」のランペルティーザやディミータ、「ふたりのロッテ」のルイーゼ、「オペラ座の歌人」のメグ・ジリー、「ライオンキング」のシェンジ(オリジナルキャスト)をはじめ、数々の舞台に出られていた女優さん。

そしてこの日の出演者は家本朋子さん(Vo)、広瀬真弓さん(Vo)、松川裕さん(P&Vo)。

広瀬さんはご結婚前は片岡真弓さんで劇団四季で数々の舞台に出ていらっしゃいました。私も李香蘭やエビータで私もその舞台を拝見しておりました。あとCATSではグリザベラも演じていらっしゃいます。
松川さんも元劇団四季。35周年のオーディションで入団され、オペラ座の怪人に出ていらっしゃいました。その後、カーネギーホールに出演されたり、数々のコンサートやピアノ演奏などで活躍されています。

妻の仕事がこの日に限って延びてしまい、お店に着くと既に始まっていました。
構成としては2部構成で19時半~、21時~に分かれております。(ライヴはそれぞれ45分くらい)


第一部  歌♪色々☆
1. ハイホー「しらゆきひめ」 (家本さん・広瀬さん)
2. パート・オブ・ユア・ワールド「リトル・マーメイド」 (家本さん)
3. カラー・オブ・ザ・ウインド「ポカホンタス」 (広瀬さん)
4. トゥモロー「アニー」 (家本さん)
5. フリードレス「アニー」 (家本さん・広瀬さん)
6. アベ・マリア (広瀬さん)
7. ラ・ノヴィア (広瀬さん)
8. ドレミの歌 (家本さん・広瀬さん)
9. あいうえどうぶつえん (家本さん・広瀬さん)
10. シャル・ウィ・ダンス (広瀬さん)
11. 踊り明かそう(家本さん)
12. 冬のメドレー(家本さん・広瀬さん) 
   ヴィバルディ四季より「冬」、「冬の星座」、「雪」、「最初から今まで(冬のソナタ)」、「なごり雪」、「津軽海峡冬景色」、「雪の降る町を」など

第二部  Shubert Theatre Series(ミュージカル)
1. All That Jazz「シカゴ」 (広瀬さん)
2. Crazy For You Medley (家本さん・広瀬さん・松川さん)
3. At The Ballet「コーラスライン」 (家本さん・広瀬さん)
4. Nothing「コーラスライン」 (家本さん)
5. What I did for love「コーラスライン」 (家本さん・広瀬さん)
6. One「コーラスライン」 (家本さん・広瀬さん)
7. 「世界に一つだけの花」 (全員)


こんな感じで、私たちが会場に着くとステージからは家本さんの声でトゥモローが聴こえて来ました。
会場は満席。ライヴハウスというかバーのような雰囲気でもあります。
相席ながらテーブル席も若干空いているようでしたが、ステージ前を横切る形になるので、とりあえず入り口すぐのカウンター席で。(もし希望があれば、第一部が終了してからテーブル席へご案内します、とのことでした)

まずはミュージックチャージ以外に1ドリンク、1フードが必要です。
妻はグレープフルーツジュース、私はモスコミュールを注文。それと、若鶏のかりかり揚げ 有機野菜サラダ添え、明太子とポテトのディップ、そしてマルゲリータピッツァを注文。

素敵なピアノ、そして歌声に酔いしれつつうっとりと聴いてしまいます。
家本さんも広瀬さんも凄く楽しそうに歌われているのが印象的でした。松川さんのピアノは私たちの席からはたまに指先が見えるだけで、姿は殆ど死角になってしまいました。

第一部の最後のメドレーはクイズ形式になっていて、最初のヴィバルディと冬ソナの2曲以外はシークレットで曲を当てるものでした。私は曲は知っていても曲名はチンプンカンプン。妻はある程度知っていても・・・という程度。
すると私たちの隣にいた男性はスラスラと書いている様子。暫くして、その男性が声をかけて下さいました。色々とお話をしていると、どうも歌を歌われている方の様子。
今度、ソロライヴなどもあると言うことで連絡先などを教えてくださいました。
その男性と言うのが、シャンソン歌手の石丸高史さん。

石丸さんは先ほどのクイズで正解し、お店のドリンク券を当てられたのですが、妻にプレゼントして下さいました。
更に、赤ワインまでご馳走になってしまい。。。
大人だ。。。私も石丸さんに、と思いましたが若輩者がやるのも失礼かと思いましたし、そのキッカケも無く。。。
他にも色々とお話をさせて頂き、新しい世界を見せて頂いた気が致します。そしてライヴも観に行ってみようかと思います。

そして会場には劇団四季の方々も。。。
妻がまず気付いて、その方向を見ると・・・清原!って、そのテーブルを見ると、新旧の清原永之輔が。。。あぅ、船長!
石丸幹二さんに広瀬明雄さん。そして柳瀬大輔さんに音楽監督の鎮守めぐみさんに。。。
新旧の清原だったり、新旧のラウルだったり、音楽監督だったりするテーブル席。
すげー。
石丸幹二さんは結構、お酒も強いのですかね。赤ワインを結構飲まれていたようですが。つぎ方とかオーダーなんぞもカッコ良かった。。。

そして第二部。
今度はミュージカルの曲が中心。
やはり凄く楽しそうに歌われているのが分かります。舞台では見られない姿。でもディアナのNothingとか舞台が見えてくるような。あぁ、カープ先生。。。みたいな。
松川さんの素敵なピアノに歌唱力のあるお二人の迫力があって柔らかい歌声が乗って、素敵なひと時。
最後は「世界に一つだけの花」をお客さんも一緒に歌って終了。(石丸幹二さんの歌うSMAPというレアなものも見られました)

予定外のアンコールもあったりして、凄く楽しかったです。
ライヴが終わると、帰られるお客さんも多かったですが、私たちはもう少しゆっくりと。
この時、家本さんにもご挨拶が出来ました。(終演直後の忙しいときに申し訳なかったです・・・)

石丸幹二さんは終演後、暫くして帰られましたが、すれ違う時に会釈をすると「あぁ、お先に失礼します」と声をかけて下さいました。
あの声だ。。。

何か凄く楽しい。妻も普段はお酒を殆ど飲まないのですが、この日は赤ワインを飲んでいたので、テンションも高め。
更に石丸高史さんから、松川裕さんや広瀬真弓さんもご紹介して頂きました。
ライヴの余韻に浸りつつ、石丸高史さんとお話もさせて頂き。

最後に私はマティーニを頂きました。
そして音の箱のママともお話をさせて頂いたりと、大人の世界を体感。

23時くらいまでゆっくりしてしまいました。
帰る前に、他の方とお話しをされていた石丸高史さんにご挨拶。石丸さんのお陰で、より楽しめました。夫婦2人でポツンと座っているだけでは、これほど楽しめなかったかと思います。感謝。
そして改めて家本さんにもご挨拶。テンションも高く(マティーニも入っていましたし)、憧れの人を目の前にして何を言っているか分からない状態。妻もちょいと饒舌気味。私たちが帰る時はエレベーターホールまで見送りに来て下さいました。

凄い経験が出来ました。

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2006年12月24日 (日)

くるみ割り人形

松山バレエ団クリスマス公演「くるみ割り人形」。
この日の主役、クララを演じる平元久美さんと私が同郷と言いますか、ご近所と言うことでチケットを手配して頂きました。
座席は6列目。上手ブロックのセンター側。ありがたいことです。

開演前、平元さんのご両親にもご挨拶。

平元さんですが、1984年 ローザンヌ国際バレエコンクールにてローザンヌ賞を受賞し、英国ロイヤル・バレエ・スクールに留学を経て、松山バレエ団のソリストとして活躍されています。
身近に凄い人がいたものだ。


今回のキャストですが

クララ : 平元久美 / 王子 :鈴木正彦
シュタールバウム : 桜井博健康 / シュタールバウム夫人 : 吉田昭子
老シュタールバウム : 箕輪初夫 / 老シュタールバウム夫人 : 大胡しづ子
フリッツ : 萩原麗 / ドロッセルマイヤー判事 : 鄭一鳴

客人、男の子、女の子、ネズミ、グループ、ピエロ他
会田隼人、有正麻耶、石井瑠威、石川エリカ、石島彩、石山亜衣、石渡香織、出澤絵里香、伊藤杏、伊藤成美、猪瀬麻里絵、入沢みちる、梅田礼美、大沢一起、大場泰正、岡田絢子、小野踊子、鎌田真理子、鎌田美香、川上瞳、木村旭、木村知子、曲木里紗、刑部星矢、京峰彩、京峰舞、久保阿紀、熊野文香、越塚彩未、小菅紀子、小林環、小林都百実、小林瑠璃子、小林麻彩、斉藤舞、境久美、酒井美都子、佐藤明美、佐溝遼子、塩沢美香、嶋田菜央、杉本枝美子、鈴木彩、相馬順、峠田慎太郎、瀧よし美、滝沢桂、滝沢玲奈、竹入なつみ、辰村聡美、多田舞子、田中朝、柘植野はるか、中村千絵、名越稚紗、成田雄四郎、橋本英里、橋本達八、原麻美、坂東健二、藤村美穂、藤原夕子、古川妙子、星野沙良亜、松野杏理、水島かほり、緑川珠里、村山寿実、矢野詩織、山川晶子、山川詩織、山崎さゆり、山中裕紀子、山本彩華、両川香奈子、渡辺直子

子どもたち
相原葵、相原文緒、天野早貴、市川つかさ、伊藤友希乃、岡部優奈、奥春奈、木野清香、鍬取広果、中藤美月、根本実侑、林聖来、湯浅優希、湯河久美子、横田実優、渡邉萌子


そして今回の作品、くるみ割り人形ですが、クリスマスの夜の物語です。
シュタームバルム家でのクリスマスパーティーにドロッセルマイヤーおじさんが持ってきた醜いくるみ割り人形。
この人形を気に入ったクララは胸に抱いて、今のソファーで寝てしまいます。
そこにネズミの大群が押し寄せるのですが、その時、醜いくるみ割り人形は大きくなり、ネズミの大群、そしてネズミの王様に立ち向かいます。
ネズミ達を倒すと、醜かったくるみ割り人形は美しい王子の姿に。
王子とクララは王子のお菓子の妖精の国、雪の国、水の国へと旅に出ます。雪の国では女王と王からケープを貰い、水の国では再びネズミと戦い、王子は勝利。気付くと底はお菓子の国。2人を歓迎する妖精、そして王子とクララは結婚の儀式であるグラン・パ・ド・ドゥを踊ります。
そしてクララは静かに眠りに。。。
夢から覚めたクララは、パーティーも終わって帰ろうとするドロッセルマイヤーに近付き、ケープをかけてもらいます。
クララはくるみ割り人形を抱き、大きく成長していました。そしてクリスマスの夜がふけていく。。。

パンフやプログラムにもありますが、こんな感じのお話です。


バレエはセリフが無いので、非常に想像力をかきたてられるというか、面白さがありました。
表情や動きからあらゆる感情や声を聞く感じ。
とは言え、私はバレエに関しては完全なる素人。きちんとしたバレエなんて片手で数えられる程度しか観ていません。
そんな素人が書くレポですのでご容赦を。

その中でも、贔屓目もあるのかも知れませんが、平元さんは上手でした。
動きにキレがあり、1つ1つの動作が丁寧。そして何よりもしなやかで柔らかい。
絹のような動きと言えば良いのでしょうか。
頭の先からつま先、指先など全てが優雅で上品。体中からクララの心が出ていました。

そしてこれまた劇団四季の贔屓目もあるのでしょうが。。。
四季のレベルの高さも感じてしまいました。やはり四季のレベルは高い。ステップや跳躍、ピルエットなど。
普段から四季を見慣れてしまうと、目が肥えてしまうと思いました。

つまりは、主役以外の方々の中には軸がブレブレでいたり、周りとも合っていなかったりする人も多く感じました。
ピンッと伸びるのも、やり過ぎると堅くて冷たく機械的な印象になりますし、そこに心を入れて欲しい。

クリスマス公演で張り切っているのか、自分が目立とうとするような動きの人も居たように感じました。1人が大きく動きすぎると、周りまで汚く見えてしまうのですよね。
ACLでもザックがキャシーに言ってたじゃないか!(苦笑)


あとはお客さんのレベル。舞台は俳優だけではなく、お客も俳優を育て、舞台を作ります。
だのに、私以上に素人と言うかきっつい常識をお持ちのお客様も大多数。爆竹拍手をやる人が多くて、嫌な予感はしましたが。

女性のソロや男女混ざっての場面でも「ブラボー」とデッカイ声で何度も叫ぶおじさん。(女性の場合は「ブラーヴァ」、男女混合の場合は「ブラーヴィ」)
でもこんなのはまだ良い。ここは日本。ブラボーの意味なんぞ考えない人が多くて当然でしょう。
意味が分からないのであれば、そう言う人は舞台を見て「たまやー」とか「かぎやー」とでも叫んでいればよいのですよ。(辛口)
まぁ、私にはブラボーと言うほどの場面とは思えませんでしたが。

子どもも沢山出ていましたが、我が子や我が孫が出るたびに大きな声で「左から2番目?え?右?あぁ、左?あぁ、いたいた。うめーぞー。あっはっは。」と言い出す祖父母。(母親もデッカイ声で喋っていましたが) 子どもが次々と出てくる場面では12番目だか13番目に出てくるようで、それまで「い~ち、に~、さ~ん・・・」と大きな声でカウントもするし。。。
他にも煎餅を食べだす人。暗くなってからカバンをガサガサやったりする人。そりゃ凄い。
お遊戯会か何かと勘違いしてませんかー?


でもでも舞台は全体的に観て素晴らしかった。
そんな訳で子どもも多く出演しておりましたが、非常に可愛らしかったですよ。
緊張よりも楽しそうに笑顔で踊っているのを見て、こちらまで楽しくなりました。まぁそんな笑顔を見つつ、背後からは「右?左?」とかの話し声が聞こえてきたわけですが。

バレエもまた色々と観てみたいですね。東京ニューフィルハーモニック管弦楽団の奏でるチャイコフスキーの旋律も美しく、心に響きました。
前編が終わってからのアンコールでは「クリスマス組曲」がありました。
これも良かったのですが、出演者の歌声が殆ど聞こえなかったのが残念。
まぁこれはマイクを通していないですからね。仕方ないのでしょうが、勿体無い。。。


そして終演後、楽屋の方へお邪魔しました。
一度会場を出て楽屋口から入り、階段を下りて受付を通過。関係者入り口の扉を開けると、楽屋の廊下。
私たちを何処の馬の骨とも知らず、出演者の方々も挨拶をしてくれました。もちろん私たちもご挨拶をしつつ、平元さんの楽屋へ。

しかし公演直後の楽屋。
とても場違いなような、それでいて嬉しい気持ち。
平元さんのご両親もいらしたので、改めてご挨拶。

と、平元さんを発見。
やはり主役ですし、忙しそう。
タイミングを計って声を掛けました。非常に気さくな方で、この日の感想を伝えたり、次回作について伺ったり。
それにしてもこれだけの会場で、終演後に楽屋に伺える喜び。そして主役の方と話をして感想を伝えられる喜び。
凄い。。。

こういった芸術に触れることの大きさを感じました。

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2006年12月23日 (土)

CATSクリスマス

今日は今年の猫納めの日。
今年は随分とCATSを観に行きました。
今日の観劇で、今年の猫屋敷は見納めの予定です。

劇場へ着くとクリスマスツリー。
そして入場・・・って、いつもと入り口が違う。。。ドアの脇で入場チェックではなくて、少し奥まってる。
なんだべ?と思うと、チケットをもぎってから、何かを渡しています。
ん?別に記念日公演ではないはず。。。と受け取ってみると、CATSのロゴと「お願い このサイリューム(発光体)は本日公演終了後のカーテンコールで使用するものです」との記載!

うぉぉぉ。クリスマスの特別カーテンコールだぁ!

テンションが上がって、座席へ。
今日は2階席下手の最前列。とは言え、C席なので端っこなのですけどね。


今日のキャストは・・・

グリザベラ : 奥田久美子 / ジェリーロラム=グリドルボーン : 木村花代
ジェニエニドッツ : 鈴木由佳乃 / ランペルティーザ : 石野寛子 / ディミータ : 増本藍
ボンバルリーナ : 松下沙樹 / シラバブ : 南めぐみ / タントミール : 高倉恵美
ジェミマ : 熊本亜記 / ヴィクトリア : レベッカヤニック / カッサンドラ : 大口朋子
オールドデュトロノミー : 石井健三 / アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ : 村俊英
マンカストラップ : 趙宇 / ラム・タム・タガー : 福井晶一 / ミストフェリーズ : 松島勇気
マンゴジェリー : 百々義則 / スキンブルシャンクス : 李涛 / コリコパット : 王斌
ランパスキャット : 張沂 / カーバケッティ : 劉志 / ギルバート : 張文瀟
マキャヴィティ : 赤瀬賢二 / タンブルブルータス :  張野


前回の12月9日に比べると、タガー、コリコ、ギルが変わったのみ。

CATSは1階席での観劇が多くなってきたので、2階席は新鮮な気分。
1階席の迫力は凄いですが、2階席は舞台が良く見えて、それはそれで楽しい。
あと男性のお客が多かったです。普段は女性が多いのですが、やはりクリスマスでカップル率が高かった分、男性が増えました。

まず目チカで来たのは、ミスト(松島さん)。凄い勢いで駆け抜けていきました。しかし身軽ですね。手すりに手をついてピョンと飛んで去って行きました。あとヴィクトリア(レベッカ)がじっくりと。白というか銀が暗闇でも映えます。あとはジェリロかと思いましたが、カッサンドラかも。あとマンゴっぽいのも少し止まって目チカをしてから走っていきました。

ネーミングは2階席は猫の数は少なめですが、範囲が広いので結構動いてくれるのですよね。
スキンブル(李さん)、コリコ(王さん)、カーバ(劉さん)が来てくれました。そしてちょっと離れていましたが、タガー(福井さん)が両足を通路の手すりに掛けて通路をまたぐ様な感じでいたのですが、その股の下をヒョコヒョコとスキンブルがハイハイをしていったのが可愛らしかったり。


今日は全体的に猫は元気でした。よく動いていましたし、声もひっくり返ったり詰まったりした猫が数匹いましたが、基本的には凄く良かったと思います。

でもオールドデュトロノミー(石井さん)はやはり少しブレスが気になってしまう。。。それが息苦しさを私が感じてしまうのですよね。でもいつもよりも動きも多く、そして綺麗に声が出ていて良い感じでした。あとスキンブルナンバーでやることなさそうにボーッとしたりウンウンと頷いているのが良く見えました。
グリザベラ(奥田さん)は少しお疲れなのでしょうか。。。第一幕ラストのメモリーで声が伸びず、途中で切れてしまいました。。。でもそれ以外は凄く良かったです。間を作っての演技、これからも色々な役で観たいです。ただ足を捻るシーンがあったので、それが少し不安。

バストファ/ガス=グロタイの村さん。疲れが溜まって先日は台詞を間違えたようですが、今日は良かったですよ。グロタイでの立ち回りというか殺陣が少し合っていなかったかも知れませんが。でもベテランさんの味を感じました。あ、ミストナンバーの手拍子では随分と笑顔で2階を走っていました。
バストファーの演説ではミストが寝ており、スキンブルも最初は横になって聞いていて、コリコ(王斌さん)に注意されていました。そしてご馳走リレーですが、随分と皆がガツガツと食べていました。スキンブルが手で何かメロンみたいなのをリレーしていたのも少し気になりましたが。ランパス(張沂さん)も床にこぼしたのをペロペロ舐めていましたし。
ジェリロ=グリドルの木村さんは本当に上手。歌も綺麗ですし、動きも良い。ソノークイもたまらんです。そのソノークイの最中はクリューのミストがクルクルと回っていました。まさにクルクルミスト。
それとグロタイのナンバーで数秒間だけ、グロタイへのスポットライトが消えていました。初めての角度からの席だったのでそう見えたのか、ハプニングだったのか。。。

ギル隊長(張文瀟さん)は久々に側宙で船から降りたりとアクロバットを復活させていましたが、少し動きが以前よりも小さかったように思えます。ヌンチャクも失敗していましたし。でも最近のギルでは張文瀟さんのギルは結構好きなんですよね。

ランペ(石野さん)とマンゴ(百々さん)は良いコンビネーション。側宙も綺麗でしたし、百々さんの笑顔も良い感じ。安定感がありますね。
あ、でもバブの水平飛行は百々さん、辛そうでした。凄く言葉は悪いのですが、重量挙げのバーベルみたいな雰囲気。ジェリクル舞踏会でのバブジャンプ、バブリフト、今日はちょっと・・・失敗というか、もう少しですかね。

シラバブ(南さん)で少し辛口なことを書きましたが、それ以外では凄く良い演技でした。ミストマジックでデュト様が登場するときはマンカスの影に隠れて怯えていたり、何かジェリロ母さん(苦笑)にいつも守ってもらっているような。
スキンブルナンバーでのタガーベッドではタガーに「お前がベッドになれよ」と言われて、バブベッドに。でもすぐに「嫌よ!」と言って背中に乗ったタガーを降ろしてタガーベッドに寝ていました。一瞬でもバブベッド完成。

ディミータ(増本さん)、ボンバリリーナ(松下さん)も良かったです。メス猫は全体的に安定していますね。ジェミマ(熊本さん)も初めて観た時は少し不安の残るような感じでしたが上手でした。でも王クンのジェミマがまた観たいなぁ。。。
マキャヴィティ(赤瀬さん)がデュト様を連れ去るとき、降りるスロープを間違えそうになっていました。あ、でもあのマキャは赤瀬さん?それとも偽マキャ?

ドッツナンバーは舞台としては最初の方にあるのですが、大好きなナンバー。
タップが好きというかリズムが良くて一気にCATSの気分になります。そのドッツで凄く元気に演じてくれるのが鈴木さん。元気が良くて可愛いおばさん猫。経歴で言えば、元アイドルですからね。素敵!
ドッツナンバーでは見所も多く、ゴキブリが出てきてはマンカス(趙さん)が何匹も引っ叩いていましたし、ゴキブ李が掃除をしようとするとジェミマが意地悪をしてブラシを掴んで放さなかったり。

やはり大好きなスキンブルナンバー。タントミール(高倉さん)が腕時計(持ってないくせに)を気にする素振りをしつつスキンブルを起こします。李涛さんは歌で少しトチった場所もありましたが・・・。でも鉄道猫のナンバーは元気になります。列車も始めての角度。先ほども書きましたが、デュト様が暇そうにしているのも見えました。

タガー(福井さん)とミスト(松島さん)も良かったです。タガーは「フォー!」や「ウッウッ!」というのが少し減っていた気がしましたが、歌というか声が綺麗!
ミストも随分とクルクル回っていましたし、テンション高め。ミストナンバーでは幾つか猫にマジックをかけます。その中でジェリロとコリコにマジックもかけるのですが、以前に念力で遠距離操作というか波動拳を出していましたが、今日は固めてから解くだけでした。

ヴィクトリア(レベッカ)も良い! 腕や足などの線がとにかく細い。それがしなやかで綺麗。唯一の台詞である「(ジェリクルキャッツは黒)と白」の発音も綺麗です。
そして発音ではマンカス(趙さん)も今日は良かったです。台詞も殆ど、訛りがなく綺麗に発音出来ていました。田村さんのようなリーダーとはまた違った雰囲気の大学のサークルに居そうな雰囲気のリーダーですかね。


こうして通常の舞台が終わり、1匹ずつ紹介されて終了。

ミストが1匹だけ残り、フッと息をかけると場内は真っ暗に。
クリスマス特別カーテンコールのスタートです。


舞台に登場したのは、スポットを浴びたヴィクトリア。ヴィクトリアのしなやかで美しいダンスにミストが加わり、ヴィクをリフトアップ。
すると上空からは雪が舞ってきました。

続いてグリザベラがレンジ上に立ち、「きよしこの夜」を英語で歌います。
更に逆側の台(車のボンネットと本の階段の間の台)の上にはタガーが登場し、グリザに続いて歌います。

そうしていると他の猫たちも青い大きめのサイリュームを持って舞台袖や客席から登場し、カテコで手を繋ぐ様にして並び、「きよしこの夜」を日本語で合唱。
客席の小さいサイリュームと舞台上のサイリュームが振られてとても綺麗。

猫たちがタイヤの前に並んで大きなクロス(十字架)を作ると、再び上空からは雪が舞いました。

そして猫が居なくなったと思ったら、タイヤの上にはサンタの格好をしたデュト様!
隣にはサンタ帽を被ったドッツ! 凄く可愛い!
2人で「ジングルベル」を歌いだすと、レンジ後ろにはサンタ帽のバブとガス、車のボンネットの所にもサンタ帽のジェリロとマンカス。

ジングルベルを歌う中、マンゴ、ミスト、スキンブルがスプーンで作ったスキーで遊ぶのをタガーが邪魔して。(スキンブル転倒にミストもマンゴも大爆笑。タガーが笑って謝りながら下手袖へ)

タイヤの脇からはプレゼントが出てきて、マキャがサポート。さすが縁の下の力持ち。1匹ずつプレゼントを持って歌いながら歩き回ったり。
最後にみんなで一斉に上空に投げたりもしました。

舞台中央にサンタデュトを中心に集合して、デュト様が「メリークリスマス!」
皆で「メリークリスマス!」

以上で、特別カーテンコールが終了。
それから通常のカテコがあり、タガー〆。
タガー〆は拍手を襟や手で煽って、タモさんばりのチャンチャンチャン。
レンジ裏で投げキッス。

でもこれで終わらずアンコール。
拍手、手拍子にこたえて再び全員集合して挨拶。
タガーは「もうねぇよ」というように手で合図をして終了。

素晴らしい。
凄く楽しめたクリスマス公演でした。

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2006年12月21日 (木)

鹿鳴館・オフステトーク

定期通院の病院の日だった月曜日。
所用でキャンセルにしたので、薬の処方だけしてもらってきました。
ただ薬だけというのが、この病院では初めてだったので時間の検討がつかない。
が、早々に終了。

処方箋を貰い、あとは薬を・・・と、携帯電話の電源をいれると、よ~んさんからメール。

なになに・・・都合が悪くなったようで、午後の「鹿鳴館」、もし良かったら代わりに観に行って頂けますか?と。

なんだってぇ~~~???

この時点で開演までは2時間弱。時間的には余裕有り。
更に午後は病院がどうなるか分からなかったので、予定は全てこの日でなくてもOK。

薬の処方に時間がかかるも、その時間で探していた児童心理学の本が近くの本屋で見つかり購入。
薬を受け取って、いざ浜松町へ。

浜松町駅でよ~んさんと会ってチケットを受け取り。座席は2回の最前列!
昼ご飯を食べていない私を気遣い、パンを買ってきて下さっていました。
私からも御礼にはなりませんが、お茶うけをお渡しして、私はいざ劇場へ。

劇場へ着くと開演15分前。
キャスト表をチェックし、配布用のキャストシートを貰って2階へ・・・と、ふと階段脇を見ると、何かやってる。。。
オフステージトークの申し込み!
今日はオフステージトークのある日だったかぁ!
オフステージトークは昨年末の南十字星でもあって参加をしたのですが、終演後にキャストが何人か出席して舞台の裏話などが聞けるトークショーのこと。四季の会という会員の限定企画です。
私はもう10年以上、その会員。

先日は、会員証を忘れたのですが、今日は・・・・・あ、あった!
参加用のシートを受け取ると、1階9列目23番。2、3列目が最前列なのでトークイベントとしては少し後ろ。
出遅れたぁ。。。でも参加できるだけで大満足。 しかし、この出遅れがあとで、幸運をもたらすとは。。。

客席内は飲食禁止なので、2階のロビーで食事。
そして開演5分前の合図を聞きながら席へ。
鹿鳴館は過去に2回観ていますが、いつも上手側。なので第二幕の鹿鳴館の階段は見たことがありませんでした。
ですがこの席は2階センターブロックの下手側。舞台が良く見える!


キャストは前回と全く同じ

影山悠敏伯爵 : 日下武史 / 同夫人 朝子 : 野村玲子
大徳寺侯爵夫人 季子 : 中野今日子 / その娘 顕子 : 岡本結花
清原永之輔 : 石丸幹二 / その息 久雄 : 田邊真也 
飛田天骨 : 田代隆秀 / 女中頭 草乃 : 都築香弥子

宮村陸軍大将 : 緒方愛香(劇団昴) / 宮村陸軍大将夫人 則子 : 木村不時子
坂崎男爵 : 喜納兼徳 / 坂崎男爵夫人 定子 : 佐藤夏木

給仕頭 : 田島康成(劇団昴) / 給仕 : 岡本繁治、森田利夫
伊藤博文 : 青木朗 / 同夫人 梅子 : 岡本和子
大山巌 : 田島雅彦 / 同夫人 捨松 : 深沢未可子
大徳寺侯爵 : 青羽剛 / 職人松井 : 佐藤晃仁
華族 : 長谷川浩司、丸山憲史
華族 : 森崎みずき、桜井香奈、寺嶋あゆみ、真家瑠美子



物語の流れは19日の日記に書いてあるので割愛します。

いよいよ開演。第一幕の冒頭、季子、顕子、則子、定子が影山邸の庭へ。
1階の最前列では迫力が凄かったですが、お芝居を観るならば2階の最前列は良いです。
舞台の広がりも分かります。俳優の個性ではなく、舞台にどう溶け込んでいるのか。
そういう意味でも則子役の木村さんは上手。
顕子役の岡本さんは本当に心がドキドキするような表情が素敵でした。

そこに朝子(野村さん)と草乃(都築さん)が登場。
野村さんはやはり最初は少し声が擦れることがあったのですが・・・。わざとでしょうか? う~む、でも後々は凄く声が綺麗に出ていて素晴らしい! 
そして草乃のぎこちなさは、影山伯爵と朝子の間にある心の動揺なのでしょうかね。観るのを重ねていくうちに、そんな印象も出てきました。
ってところで、季子(中野さん)が台詞を噛んだ。。。でもうまく誤魔化した!

日下さんは本当に上手。クセのある影山を好演です。歌がうまいとか、踊りが上手とかではなく存在感が凄い。出ているだけで舞台に色がつくような存在。朝子の「今夜、私は鹿鳴館の夜会に出ます」に対する驚きの「エェ?」はこの日も健在。
そして田代さんの飛田も良いです。やはり芝さんとは違った人間的な飛田天骨。

第二幕では、早々に草乃が台詞を噛んだ。。。でも堂々と言い直していました。
という具合に、若干、台詞を噛むのが多かった舞台でした。でも日下さんや野村さんは安定感があり、非常に上手。

大山巌役の田島さんもこの席からはバッチリです。
捨松(深沢さん)を従えて登場。「ウチの家内がぁ・・・」「やっちょるけん」と方言を交えつつの台詞は少ないのですが、CATSのグロタイでも観られる豪快な笑い声、そして見慣れない髭。う~ん、良い感じ。
でも宮村陸軍大将も良いですね。何か気持ちの良い、酔っ払いのエロおじちゃん的な印象。
この役でも田島さんを見たいなぁ。


そんなこんなで舞台を堪能。良い席で観る舞台はまた格別です。
さて終演後、一度客席をクローズしてお客は全員がロビーへ。15分ほどの準備の後で再入場。
お客は4列目くらいから座り、12列目くらいまで。200人程度でしょうかね。

舞台上は第二幕の鹿鳴館の階段セットのままでした。

ところで昨年末の南十字星のオフステージトークでは12人の俳優が参加。
今回は10人くらいかな?と予想。
劇場のキャスト表では影山伯爵以下10人が1列目にあったので、この10名だろうか?
しかし1階最前列前に用意された俳優用のカウンターバーにあるような背の高い椅子は5脚。ってことは5人?

5人だと誰だ?

主要キャストでベテラン万歳だったら・・・
日下さん、野村さん、石丸さん、中野さん、田代さん、木村さん、都築さんの辺りから5人?

でも順当でありそうなのは、
石丸さん、田邊さん、岡本さん、喜納さん、中野さんとか?

と思っていると、俳優さん登場。
まず田島雅彦さん、岡本結花さん・・・

なに! 田島さん!!!!! 髭だ髭!カッコえぇ~。

岡本さん以降は、田邊真也さん、佐藤夏木さん、青木朗さん。
因みに今回は第2回目のオフステージトークだったようですが、第1回目は岡本結花さん、田邊真也さん、田代隆秀さん、中野今日子さん、青木朗さんだったとのことです。

皆さん、私服に着替えられていました。
青木さんはベージュのジャケット、田邊さんは赤の革ジャン、田島さんは花柄?っぽいシャツに茶色の革ジャン。女性は佐藤さんは・・・あれ?ピンクっぽいスーツだったか。岡本さんは白のボートネックに綿の軽い感じのスカート。


バーにあるような背の高い椅子ですが、田島さんが笑顔でチョコンと座るとチャイルドシートに見えてしまう。かわえぇ。

舞台に向かって上手側から、田島雅彦さん(大山巌役)、岡本結花さん(大徳寺公爵 その娘 顕子役)、田邊真也さん(清原永之輔 その息 久雄役)、佐藤夏木さん(坂崎男爵夫人 定子役)、青木朗さん(伊藤博文役)。
青木さんが司会進行も兼ねていました。
以後、オフステージトークのレポートですが、メモ書きをおこしているので一部要約などをしておりますがご容赦を。また敬称略で書かせて頂きます。


青木 : (オフステトーク)3回のうちの2回目になります。舞台の余韻に浸りながらやっていこうと思います。今日初めて鹿鳴館を観た方はいらっしゃいますか?(半数ほどが挙手) あぁそうですか。いや~、緊張しちゃいますね。
前回アンケートをして、何度も観られた方がいらっしゃいまして、回を重ねることで見えてくるものがあったと。
では皆さん、目を閉じてみましょう。舞台を思い出してください。舞台にある菊の色は何色だったでしょうか?・・・では目を開けてください。
細々と舞台に宿る秘密。装置や小道具のエピソードについて話します。ではまず、田島さんから。

田島 : 鹿鳴館学院へようこそ。三島さんの写真について。。。皆さん、テキストをお持ちですか?(公演プログラムを見せる)
4~5ページにもありますが、この作品を三島さんに捧げたい気持ちがあります。(テキストを)持っていらっしゃらない方は隣の人に見せてもらってくださいね。 (カテコの)最後にお写真は天に昇っていらっしゃるので、また戻すのは失礼なので戻しません。あの写真ですが、何歳の時の写真だと思いますか? 
(客席から「31歳!」の声) 「おぉ! ・・・ ファイナルアンサー?」
非常に近いです。あの写真は28歳の時の写真なのです。目黒の自宅の書斎で撮りました。あの写真は・・・山中湖でしたっけ?
青木 : 山中湖の資料館にあります。
田島 : はい。興味のある方は是非行かれてみてください。あの写真を選んだのは、31歳にこの鹿鳴館を書かれたのですが、その31歳に近かったのと、他の写真はどうしてもボディービルや軍服姿のイカツイものが多くて、作家三島由紀夫らしい写真を選びました。 では、続いて2時間目です。

岡本 : はい。2時間目です。今、皆さんの目の前にある菊の花。これは假屋崎省吾さんがやってくださり、初日はロビーでご本人が活けていらっしゃいました。
この菊。第一幕でもありましたが、皇室の紋章になっています。明治元年で明治天皇の象徴ともされていますが、天長節、つまりお誕生日の11月3日に丁度綺麗に咲いていたから菊になったとかならないとか。
そして第一幕にある竹やぶですが、あれは1週間に1度、山梨から取り寄せています。だから水曜日の公演では竹の良い香りがするんです。お客様で竹の香りに気が付かれた方はいらっしゃいますか? (誰も挙手せず、出演者が皆コケる)
田島 : 前の方に座らないと難しいかも知れませんね。
岡本 : では、3時間目に・・・

田邊 : そんな流れに・・・。(笑) では、後ろの壁を見てください。(鹿鳴館の上手奥に伸びる階段の先の壁)
舞台装置の土屋先生が東大の建築学科に保存されている鹿鳴館の壁を復元しました。
そしてシャンデリア。これも東京・江戸川区のとうみょう寺(燈明寺?)に実際のものが会って、それを観に行って忠実に作りました。(シャンデリアが舞台上から降りてくると、田島さんは前列の人の邪魔にならないように、椅子から降りて脇にずれる)
現在は電灯ですが、明治の頃はガス灯だったので、その頃は青白い光でした。久雄の死をイメージした「一瞬一瞬を・・・」というガス灯の炎に向けていう台詞も、青白い光からくるものを意識しているのです。

青木 : あ、この(第二幕の)舞台にある三角の縁ですが、これは何だと思いますか?(舞台上には上手、下手から舞台中央の頂点に向けた縁のようなものが延びている)
これは鹿鳴館の鏡の縁を模しているのです。その鏡の中に舞台のセットがあるのです。
あ、では4時間目ですか?

佐藤 : 私からは劇場での加湿対策についてです。過酷な職場にあって乾燥をしています。タオルを濡らして、壁のほうに掛けたりしますが、アクリル板などでは静電気も凄いです。そこで浜松町の舞台、この自由劇場はその中でも最後に出来ていますが、役者にアンケートをとったのです。それを踏まえて建設されました。
では、ちょっと降ろしてください。 (舞台の上方からスプリンクラーのような霧吹きが登場)
これはポンプで水をくみ上げて、やっているのです。
田邊 : 声とか音の飛び方が全然違うんです。訓練を僕らはしていますが、100%いかせる条件を作って頂いています。
佐藤 : 開演前はスタッフの方が水を撒いてくださったりもしています。 では・・・次は給食の時間ですか?

青木 : はい。給食の時間です。ありがとう御座いました。ではここからは質問のコーナーです。(質問がある人は所定用紙に書いて開演前までに出していた。質問を読むのは青木さん)

Q:今回のための役作りや工夫はありますか?
田邊 : 役作り・・・う~ん、時代背景とかの勉強はします。僕ら(俳優)は台本を後ろにして、それを僕の色を出さずに出すようにするので、役者は透明でいて、忠実に伝えるものだと思います。
あと、第一幕で母を知り仕事を告白しますが、第二幕ではもう鹿鳴館の場面で、何も出来ない、支えの無い状況です。朝子からの説得の場面がないので、それを確立させて(舞台に)出るようにしています。自分は何者なのか、0幕、第一幕とか二幕ではない部分の0幕を深めるようにしています。

Q:演じている役で私生活への影響はありますか?
岡本 : 私はダンサーで入ったのですが、どうしても足を広げてしまうのです。電車とかでも。それをお嬢様の役なので気にするようになりました。あ、いけない、って。あとメールなどでも言葉遣いが丁寧になりました。普通の友達なのに「そうで御座いますわ」とか書きそうになっちゃったり。(笑)

Q:日常生活で気を付けていること、言葉遣いなどありますか?
佐藤 : 三島さんの文学を演じて、日本語を感じる。語尾を上げて話したりとかしないようにしています。後輩にも厳しくしています。色々な地方から来る方や留学生もいますし。大阪弁や「てにをは」が違うとかは言います。

Q:日常生活と違うと思ったり、私生活での影響は?
田島 : 「御意にございます」とか「いーのよいーのよ」って、あのお母さんのね。そういった台詞が出ちゃうんです。他の(役柄)の人の言葉が気になっちゃうんですよね。
青木 : 野村(玲子)さんにも聞いてきましたが、やはり和服の帯をしめると肝が据わるとか言っていましたね。

Q:本番前、役に入るのはどの瞬間?
田邊 : いきなり久雄、っていうのはないですね。メイクで僕はポンプ式のを使っているのですが、パンッてつけると3分で下地が出来るのですがその瞬間からですね。それで段階があるのですが、次は開演15分前に袴をはいたとき。
そして集中した時のオーヴァチュア(オーヴァチュアの音が流れる)。 そうこの時ですね。
それで久雄になるのは、ちょっと小さいのですけど、天長節の軍楽隊の音。(軍楽隊の音が流れる) この時ですね。
佐藤 : 田邊さんが言った通りに段階がありますね。楽屋の廊下は明るいのですが、舞台の袖に入ると暗くて。そしてオーヴァチュアで深呼吸をして、いくぞ!ってなります。

Q:開演前にやる願掛けとか、いつもやることはありますか?
岡本 : 私はカツゼツが悪いのです。なので舌をエーって出したりします。
田島 : やってみてよ。
岡本 : え~、恥ずかしいです。 それで衣装やメイクをしてからも舌を出していたのですが、ある時に舞台に出て(舞台の)袖に戻ったときにお母さんの中野さんに「鏡を見なさい!」って言われたのです。それで見たのですが(口紅の)赤いのが顎に付いちゃってて・・・。歯に付いちゃっていたこともあって・・・。(舌を出すのは)メイク前にやるようになりました。
なので私は、唇を3つ書いて舞台に出ちゃったことがあります!

Q:ジンクスとか気にかけていることはありますか?
田島 : え~。。。言っちゃって良いのですか?んもぅ。。。特別ですよ、皆さん。(笑)
何でも左からやるようにしています。舞台も部屋に入るのも、靴下を履くのも。どっかで聞いたことが・・・あるんですよ。えぇ。左からやると良い、って。是非、皆さんもお試しあれ。(はーと)

Q:では、最後の質問にしたいと思います。いつ、どんなきっかけで俳優になったのですか?
青木 : これは日下さんと野村さんにも聞いてきました。日下さんは、昔のことで忘れた、だそうです。
浅利さんはいつも、俺は野球が好きで野球をやっている時に日下に引っ張られた、とよく言っています。
野村さんは19歳の時だそうです。親には猛反対をされて、3日3晩の家族会議があったと。それで禁煙中のお父さんは煙草を吸い始め、お母さんは夜に散歩に行くようになったそうです。それで当時、旭川の方で「赤毛のアン」の公演がありましてね。その・・・こういった交流会で、野村さんと私は会っているんですよ。それでその1年後には同じ劇団員で、って歴史を感じますね。
佐藤 : 小さいときから舞台を観ていました。それで小学5年生の時に、ある舞台で挨拶しているのをみて、私も出来るって、その時は思っちゃったんですよね。
田邊 : どっからだろう・・・。僕はタップダンサーになりたくて、海外留学もしていたのですけど、タップだけで食べていくのって難しいんですよね。そんな時に卒業前の・・・もう忙しいんですよ、その時に姉がニューヨークまで来まして、まぁ折角なのでブロードウェイに行って、クレイジーフォー・ユーを観たんです。そしたら僕がもう感動しちゃって。それからですね。
岡本 : 私は小さい頃からクラシックバレエをしていました。それでミュージカルの専門学校に行ったのですけど、もうお芝居の授業が嫌いで。。。 でもお芝居の先生は好きで。それでマンマ・ミーアを観て、四季に入団しました。
田島 : (青木さんから、四季入団前は学校の先生だったことを言われる) 役者になりたいのはずっとあって、中学の頃にサウンド・オブ・ミュージックを見て憧れたんですよね。それでまぁ、色々とありまして、大学のときに知り合った人に、ちょっと手伝ってくれ、と言われたのがきっかけです。それで先生をやりつつ、夜はオペラの舞台に出たり。あ、先生も一生懸命やってましたよ。それで夜は別の顔、ってカッコ良いですよね?(笑) そして新聞だったか・・・家族、あ、四季の会に入っているんですけど、その記事だったかで50周年オーディションを知って、記念受験みたいな感じで受けて受かったんです。そしたら翌日に電話が来て、明日からオンディーヌに来てくれ、って。でも学校もあったので先生をやりつつ、学校を辞めてから入団しました。
佐藤 : 青木さんは?
青木 : 私は野球をやっていて、体育大に行こうと思っていました。そしたら野球場中に響くから歌ってくれ、って言われて、シューベルトの「てき弾兵」(「二人の擲弾兵」?)を歌って、オペラ界に入ったんですよ。


青木 : それではこれで、質問コーナーを終わります。それでですね、ここでささやかではあるのですが、私たちからクリスマスプレゼントがあります。え~皆さん、お持ちかも知れませんが、このプログラム(公演プログラム)。これに出演者全員のサインを入れてありますので、これを5名の方にプレゼントします。


と言うことで、以上がオフステージトークのレポートでした。
田邊さんのシャンデリアの話の所でも書きましたが、舞台上の小物などの話で出演者が「舞台の○○を・・・」と話が及ぶと、前列の人が見やすいように椅子から降りて、舞台袖近くまで行って片膝を付いて視界の邪魔にならないようにしていたのが、彼らしい配慮だと思いました。

そして抽選会。
参加者の座席番号が書かれた紙が1つの箱に入っていました。それを俳優が1人1枚ずつ引いて、その座席番号のお客がプレゼントを貰える、と。

俳優さんは上手側から引いて行ったので、まずは田島さん。
私は当たるとかハズレるとか、全く持って意識せず。何ででしょうかね。もうこの場にいられる幸せ、ですよ。
思いもかけずに鹿鳴館を観に来ることが出来て。そしてオフステトークまで参加して。まさか田島さんがオフステに出てこられて。
さて田島さんは、何番を引くのか?

田島さん「えぇ。責任重大ですよね。・・・(手で目を隠して)よし、これ! え~っと9列目です。」


私「・・・(あ、私と同じ列だ。23番って言え!ほれ!)」←本気で冗談半分な心の声



田島さん「9列目の・・・・・・・・・23番!」

私「は・はい!(挙手)」


自分で冗談で思っていて、そのまま23番と言われたので驚きました。
テンパリまくりです。
ボーッと突っ立って、係員の方がプレゼントを持ってきて下さったのに気付かず。拍手を頂きつつも、放心。。。
かるく失笑されつつ。


当たるだけでも凄いのに、まさか田島さんに引いて頂けるとは・・・。
でも正直な話、あの場にいた方々の中で、田島さんに引いてもらって一番喜ぶのは私だった気がしますが。
それにしても嬉しい!
出演者全員のサイン入りプログラム。

それ以降も、俳優さんたちは混ぜながら紙を引いていましたが、9列16番、10列12番、7列16番、9列21番と非常に9列目は濃かったです。

これでオフステージトークは終了。
ん~、良い思い出の品が出来ました。

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2006年12月 9日 (土)

CATS

今回の座席は過去20回以上観てきたCATSでも1番か2番と言うほどの良い席でした。
S回転席のサブセンター最前列。
今回はCATSは初観劇というLinaさんと一緒に3人で行って来ました。Linaさんは私のカウンセラー仲間の1人です。

五反田駅で待ち合わせ、まずは早めの夕食。
ソワレは17時開場予定(実際は16時45分開場)なので15時に待ち合わせ。
駅前の大戸屋で定食をパクつく3人。この時点ではまだLinaさんに座席位置については秘密にしていました。

そしていよいよCATSシアターへ。
入り口付近はクリスマスのイルミネーションで綺麗でした。昨年は猫の尻尾のオーナメントが多かったのですが、今年は電飾メイン。
入場してまずはシアター内の探検。初めて来る方は内装に驚きます。都会のゴミ捨て場をイメージしており、劇場内に猫目線で作られたゴミが飾られています。猫目線なので大きさも面白いのです。

そしてS回転席のお客の特権。開演前はステージ上を歩いて移動しての座席着席。
Linaさんも喜んでくださり嬉しい!
そして最前列! 最上手、最下手は2列目が最前列。つまり1階の1列目はセンターとサブセンターの上手・下手の3ブロックのみ。私が今まで観た席では回転センターの2列目、または最上手・下手の2列目(実質最前列)が最高だったので、サブセンターの最前列は・・・もう大感動。なので1階1列目というCATSのチケットも初です。


この日のキャストは・・・
キャストは・・・
グリザベラ : 奥田久美子 / ジェリーロラム=グリドルボーン : 木村花代
ジェニエニドッツ : 鈴木由佳乃 / ランペルティーザ : 石野寛子 / ディミータ : 増本藍
ボンバルリーナ : 松下沙樹 / シラバブ : 南めぐみ / タントミール : 高倉恵美
ジェミマ : 熊本亜記 / ヴィクトリア : レベッカヤニック / カッサンドラ : 大口朋子
オールドデュトロノミー : 石井健三 / アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ : 村俊英
マンカストラップ : 趙宇 / ラム・タム・タガー : 芝清道 / ミストフェリーズ : 松島勇気
マンゴジェリー : 百々義則 / スキンブルシャンクス : 李涛 / コリコパット : 牛俊杰
ランパスキャット : 張沂 / カーバケッティ : 劉志 / ギルバート : 范虎
マキャヴィティ : 赤瀬賢二 / タンブルブルータス :  張野

何気に、木村ジェリロ、増本ディミ、虎ギルが初見でした。


開演前に回転席にはランパス、コリコ、ランペが来るのですがランペ、そしてコリコがばっちりと来てくれました。
そして開演前の注意事項の声が変わったと聞いていましたが・・・田代さんの声でしょうか。聞きなれていないので、何ともまだ違和感が。。。


☆オーヴァチュア☆
目チカでは誰も来てくれず、凹みそうになりましたが最後の方でギルが来ました。私たち3人をじっくりと眺めるようにして。あぁ、良かった。
そして目の前ではタントミール(高倉さん)の長身で美しく、そして伸びのあるポーズでスタート。

☆ジェリクルソング☆
目の前の抜け穴からジェミマ(熊本さん)登場。あぁ。。。王クンだったら。。。(苦笑)
スキンブル(李さん)、マンゴ(百々さん)がばっちりと妻に目掛けて滑り込んで目を合わせていました。おぉ~、やはり最前列は凄いと思っていると、私のところにもランペ(石野さん)やボンバル(松下さん)らがばっちりと。群舞も美しく。。。でもソワレだからか少しだけ疲れが見える方もチラホラ。軸がブレてしまったり。
そしてマンカス(趙さん)の「ただ、イッチキのジェリクル・・・」。。。ん~気になる。。。でも上手にはなっています。もうちょい!

☆ネーミング☆
さ~てネーミングは・・・バブは妻の脇のスロープにいるものの逆方向。最上手にはバブ、デュトらが来るのですが、サブセンターは誰も・・・。でも最後でタントミールが来てくれました。高倉さん美すぃ。。。
生声を聞けるのは贅沢な気分です。

☆ジェニエニドッツ☆
目の前の抜け穴からは増本ディミが登場。
相変わらず鈴木さんのドッツは可愛い!(少しブレスが多かったのは疲れでしょうか?) 
でもそれ以上に目に留まったのは、レベッカのゴキブリ! 凄くしたたかな表情でミストを突っついたり悪戯をしていました。
そしてゴキブ李のジェミマへの悪戯は・・・無し。非常に真面目に掃除をしてジェミマには「はい、次はそっち~。ははは。次こっち~」と良いようにあしらわれていました。

☆ラム・タム・タガー☆
久々のシバ・キヨ・ミチーです。芝タガーは・・・はい。自由人です。ミャォというフレーズが耳に残ります。
最近はマンカスやタガーで良く観ていますが、体力的に厳しいという本人の言葉を信じるならば、見られるうちに見たいタガーです。
連れ去りは回転席の小学生低学年くらいの女の子。最後はお姫様抱っこをして帰していました。
ラストの「ご無~用」では「ム~」の高音でランペ(石野さん)が壊れました。ロンドンCATSのタガーばりに「ウッ」と股間でノックアウトを食らっていました。

☆グリザベラ☆
ちょいと声が篭ってしまいましたがやはり奥田さんのグリザベラは上手。
熊本ジェミマは・・・これまた声が篭るような感じなのですが、最初は違和感がありましたが慣れでしょうかね。それも有りなのかな、と。
でも個人的には王クンのジェミマの方が好きですね。

☆バストファージョーンズ☆
上手側サブセンターで見るバストファーも面白いですね。近い近い。
演説ではいきなり李キンブルがずっと前方に正座して慌てて演説の輪の中へ。更にミスト(松島くん)は何か上手側の本の上に居る南バブを気にして、キョロキョロしていました。
ご馳走リレーはお裾分けは無し。バブは猫招きをしていましたが劉カーバは気付かず、逆に木村ジェリロにたしなめられていました。それでリレーでは皆ちょっと舐めたり(箸を使ってたり?)、そして匂いを嗅いでばかり。虎ギルや牛コリコなんて満面の笑みで「ん~、良い香りだぁ」といった雰囲気。

☆マンゴジェリーとランペルティーザ☆
マンゴ(百々さん)は上手ですね。そして久々に見る石野ランペも良かったです。
何かバストファーのナンバーなどでも感じましたが、キャストが凄く開放的と言うか自由な雰囲気でした。石野さんも凄く表情が豊か。ただランペがマンゴに手を持ってもらって一回転する場面は・・・もう少し高さがあると綺麗なのですけどね。
最後に見つかって逃げる際、マンゴの麻袋を取り返そうと背の低いドッツおばさんがジャンプするも届かず、「ホーラホラ取ってみ~」とマンゴにからかわれ、必死にジャンプするドッツおばさん。。。面白い。。。

☆デュトロノミー☆
さて、デュト様(石井さん)の登場。あぁ、顔がホンジャマカの石塚に見える。。。
デュト様を迎えに行くときの南バブのアホッぽい表情(褒めてます)が、可愛い。

☆ジェリクル舞踏会☆
所々で疲れっぽいのを感じますが、最前列からの迫力ある群舞を堪能しました。
バブのジャンプ&リフト(水平飛行)ですが、ジャンプでは通常のリフトではなく足の裏を持ってのジャンプに変わっており、高さが増しました。

☆メモリー☆
奥田グリザも段々調子が上がってきていました。表情も奥田さんは比較的固いように見えるのですが、そこがまた昔を思い出しているかのようで良い感じ。そして上手側からの観劇ですので、最後はグリザの寂しそうな背中を見て。。。第一幕終了。


女性用トイレは相変わらず凄いことに。
男性用トイレも結構な列。横入りをする人も・・・。列があるのに、無視して子どもの前に横入りをしようとするなよなぁ。私はその子どもの後ろでしたが、ジロッと目を合わせると、彼は断念。でも後で見たら、私の2人後ろに入り込んでいました。

Linaさんも喜んで下さっていて良かったです。
第一幕の話をしていると、すぐにデュト様が登場していよいよ第二幕。。。


☆幸福の姿☆
実は石井デュトは少し苦手。何かブレスが多くて、息苦しい印象なのですよね。
ですが続いて南バブの高くて綺麗な声。南バブは実は私はバブのイメージではなくて、これまた最初は苦手でした。ですがやはり声は綺麗!更に表情も豊かになってきて、段々、私の個人的なイメージの中でも有りになってきました。

☆ガス☆
あぁ~、村ガス。。。老いさらばえている。。。
そして凄く楽しみだった木村ジェリロ。ん~、声が凄く綺麗。井上ジェリロも良かったですが、木村さんも凄く良い。ACLではディアナを堪能しましたが、やはり上手な方ですね。リズムというか間を作れる女優さん。

☆グロールタイガー☆
木村グリドルの登場にクリューは大騒ぎ。ミストらはデレデレになるグロタイを指差してからかう始末。
そして芝クリューはグリドルを「よ~っしゃよっしゃ(よく来たなぁ)」と言った感じで何やら言いながら迎えに行っていました。あ、「ソノークイ」は、たまらんかったです。素晴らしい。背筋がゾクゾクしました。
木村グリドルの印象ですが、ガスとの対面での即倒や尻尾を踏まれたりなどのコミカルな演技は遠山さん、井上さんらとまた違った味わい。でも表情は豊かですし、踊れて歌えて。凄い方です。
虎ギル隊長ですが、それほど大きなアクロバットは無し。側宙も無かったですし。でも声は訛りもなくて良い感じでした。表情も豊か。

☆スキンブルシャンクス☆
ガスの切ないイメージから一転してスキンブルの元気ナンバー。
李キンブルの特徴でもあった「おぃ! スキンブルはどこだ・・・」の場面は「おいスキンブルはどこだ・・・」と通常の歌い方に変わっていました。
他の中国人のキャストに比べて日本語も上手ですし、踊りも良い。だったら、百々さんと交代して百々ンブル&マンゴジェ李の方が良いと思うのですけどね。どうも百々さんの「心の底から鉄道大好き猫」を見てしまうと、李キンブルは表面っぽく見えてしまい。。。(辛口)
でも充分にカッコ良い李キンブルなのですけどね。
猫ベッドでは芝タガーが曲に合わせて踊ってベッドにならず南バブを困らせてました。でもそのタガーに対して、「え~っと、私はこのベッド(手でベッドの雰囲気を出しつつ)に寝て・・・って、ないじゃん。タガー!」と乗り突っ込みをしていました。やるな!南バブ!
上手側サブセンターは列車ではまさに真横。少し角度がついていたほうが観易いかも知れないです。

☆マキャヴィティ☆
すぐ脇のスロープからマキャ登場。
でもこの日のマキャは全体的に少しずつ、タイミングがズレているような気持ち。
初見の増本ディミータですが、今までの滝沢さんと比べると凄く優しく見えました。カレーで言えば激辛カレーから中辛になったような。ボンバルリーナ(松下さん)もセクシーというか綺麗なお姉ちゃんと言う雰囲気。2匹とも性格もスタイルも若干、滝沢ディミ&南ボンバルに比べると丸っこい感じ。ただそれは、ソワレ故の疲れのような気もしましたが。。。
最前列からのマキャファイトも迫力ありました。

☆ミストフェリーズ☆
久々に見る松島ミスト。彼は他の猫とは逆にキレキレでした。デュト様登場では私達の目の前でマンカスに褒められ、「ヨッシャ」と喜び。
汗の量もハンパなかったですが、ステップは凄く良い。26回転万歳!

☆メモリー☆
奥田さんの素敵なメモリー。でもこれに慣れてきてしまう自分が怖い。心がこもっていて、素晴らしいメモリー。ただメモリーの後の拍手は。。。う~む、私は余韻をたっぷりと楽しんでしまうので拍手が出来ないくらい、酔ってしまいます。
たまに会場全体がそうなりますが、この日はお客も初見さんが多かった雰囲気。(手拍子が合わなかったり) それでか、メモリーのあとにはしっかりと拍手が起きました。これが自然なのですけどね。
あ、拍手で思い出しましたが、ガスのナンバーで「やろうか、グロールタイガー。お望みならば。見せようか。見せようか。見せようか。」の場面。たまに我先に拍手を作ろうとするお客が居て、随分と早いタイミングで拍手をし始めるのですが、この日は初見だから?後からゆっくりと起きていて、私個人的には最高のタイミングである、2度目の「見せようか?」の始まり部分くらいからの拍手でした。

☆天上への旅☆
スキンブルらがピョンピョンする中、グリザは天上へ。
タイヤから出るガスが少し少なくて、サブセンターの席でもしっかりとタイヤ下の見切れがありました。(バレバレ)

☆猫にごあいさつ☆
目の前のランペにロックオン状態。すげぇ~。ずっとガン見されました。その脇にはレベッカヴィクも。大興奮です。

☆カテコ☆
握手ではタガーとデュトでした。
タガーは気ままなのですが、その気まぐれが今回、来てくれて嬉しかったです。

☆タガー〆☆
下手側から登場して回転センターの下手側スロープから5列目前通路へ移動して、手拍子。それから肩の高さに両肘を広げてイェイイェイと手拍子を煽りつつ走って回転センターの上手側スロープから舞台に戻り、タモリばりに3拍子〆。お客にグッジョブと中指・・・いえいえ、親指を立ててお褒めのポーズ。
そしてミストの真似をしてスポットライトを小さくし、フッと息をかけるも大きくなる。。。ズッこけて、リモコンで消して終了。


いや~、素晴らしい舞台でした。
初めての座席位置でしたが、ランペやギル、スキンブルらと多く目が合いました。

その感動を胸に、Linaさんと五反田駅前の居酒屋へ。
気が付けば0時過ぎ。。。終電無し!
取りあえず山手線&京浜東北線の最終電車で行けるところまで行き、タクシーで帰ってきました。
その時、既に1時半。。。

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