ブラコメ
ですが、午後はブラックコメディに行き、それ以外の時間は仕事。
なので両国は完全欠席でした。少しくらい顔を出せたらと考えていましたが、仕事が長引いてしまい、終わったのは21時でした。。。
さてブラックコメディですが、06年7月以来なので2年ぶりくらい。
四季を退団した石丸幹二さんが出演していたこともあり、プログラムはもとより事前の広告にも写真は無し。時々あるのですが、主役のブリンズリーがぼやけていたり映っていない状態でした。
ですが開幕直前に稽古場の様子がHPにアップされたので荒川さん、濱田さん、栗原さん、志村さんが出演することは分かりましたが。
さてキャストですが・・・
ブリンズリー・ミラー : 荒川務
キャロル・メルケット : 濱田めぐみ
ミス・ファーニヴァル : はにべあゆみ
メルケット大佐 : 志村要
ハロルド・ゴリンジ : 栗原英雄
シュパンツィッヒ : 高橋征郎(劇団民藝)
クレア : 八重沢真美
ゲオルク・バンベルガー : 勅使瓦武志
正直、ストレートプレイに勿体ないと思ってしまうキャスト。豪華です。
座席は1階センターの最前列。汗やつばなどが降りかかるような席。
座ってみて・・・ちょいと近い。舞台が少し高いように感じるので、ずっと見上げているような感じでしょうか。贅沢な悩みなのですが。
幕が開く前からシーンとした空気。
まだお喋りなどして良い時間なのですが、何故かシーン。。。
そんな張り詰めた空気の中、幕は開きました。
あぁそうだ。この作品って他の作品のように暗転しない代わりに照明が凝っているのだった。忘れていた。
薄暗闇の中、荒川ブリンズリーと濱田キャロル。
ともにミュージカルの実力者。
濱田さんのストレートプレイは鹿鳴館以来。正直、あの時は・・・まぁ、観る者の見方によって違うでしょうけど・・・私はあまりしっくりと来なかった。
でも今回は最初はエクウスのジルのような甘い声を出して、終盤は「にゃぉ!」と威嚇して。特に「にゃぉ!」は私の目の前というか頭上で言われました。結論から言うと、良かったです。濱田さんじゃなきゃ!という訳ではないので、やはり勿体ない気持ちもありますが、子どもっぽさの残る濱田さんのキャロルは良かった。
荒川ブリンズリー。荒川さんは気の弱いプレイボーイが本当に似合う。石丸さんとは全く違った雰囲気で良かった。慌てっぷりがまた良い。
前回公演と同じキャストなのが、はにべファーニヴァルと八重沢クレア。
はにべさんは相変わらず可愛らしいおばあちゃん。酔っぱらう姿は可愛く、暗闇で胸を触られてしまい驚く姿もまた可愛い。
八重沢さんは若々しい。生足でしたが凄く綺麗で色っぽい。したたかで何かを企んでいるクレア。嵌り役な感じがしました。時折見せる悪戯っこな表情も印象的。
いかりや長介のような雰囲気の志村大佐。いかりやなのに志村とはこれいかに?! いやいや、威厳のある志村さん。
そしてこの舞台。栗原さんなくしては語れません。いや、凄い人だと思いました。オネェキャラの面白いことったらありません。栗原さんで笑いがしまる。笑いがしまるのは変な日本語ですが、そんな感じ。
で、最後ですが前回は栗原さんが仏像を落としたような・・・。記憶違いかも知れませんけどね。栗原さんがジャケットを取っても仏像はテーブルから落ちず、ゴトッというだけ。荒川さんが手に持って栗原さんに渡そうとして落として割りました。そうだったかな。
面白い舞台でした。
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