4年半に及ぶロングランの五反田・大崎CATS。
私も通ってしまいました。
よく行きました。その数、79公演。私が行かずに妻が友人と行ったなど、夫婦合わせると81公演。
それだけ観ていればハプニングや様々な出来事にも遭遇します。
その中で印象深いのは・・・
・田邊タガーがお尻の上に
2007年8月15日公演でした。JGLの最前列で観ていたときのこと。
第二幕の最初、猫たちがステージに戻ってきます。JGLは後方部からタガーが階段を降りてくるのですが、おもむろに私の膝の上に座りました。私の太ももは田邊タガーのお尻の下敷き。隣に座る妻も呆然。
・バストファーさんからのプレゼント
2008年の11月15日公演でした。
初めてのセンター回転席最前列ど真ん中を実家の両親も交えて4人で観劇。妻に寺田バストファーからカーネーションのプレゼント。座りたかった席でもありましたが、一度は貰ってみたかったですし、嬉しかったです。
・高倉タントがボンバルに
2008年2月23日の公演での出来事。
この日のキャスト表にはボンバルリーナが岡本結花さん、タントミールは高倉恵美さんでした。二人とも大好きな女優さんですし、私もついつい目で追ってしまいます。
第一幕は普通に終わりましたが、第二幕が中々始まらない。私の席からは舞台裏のカーテンが見えるのですが、そこを俳優がウロウロしているのが見えます。何かおかしい。いつもよりも長い休憩時間の後、やっとデュト様登場。次に出てくるはずのボンバルが出てこない。
スキンブルナンバーで近くに来たタントミールの高倉さんがいつも以上に凄い汗を掻いていたのをはっきりと覚えています。結局、マキャナンバーはタント姿の高倉さんがボンバルパートを歌い、踊りました。
・海賊船が出ない
2007年2月3日公演でした。
この日は舞台装置の保守点検明け2日目でした。第二幕のグロタイナンバーで、空が割れて出てくるはずの海賊船が出てきませんでした。
船上で行われる演技は全てタイヤの上。
タイヤの回りにゴチャゴチャとたくさんのサイアミーズが居たのが少し面白かったり。(苦笑)
他にもドッツおばさんのオーブンのドアが開かなくて3ガールズらが力ずくでこじ開けたり(2008年4月5日公演)、金子ミストがマジックでステッキを落としたり(これも2008年4月5日公演)、荒川タガーの足に「荒川務様」のタグが貼られたままだった(2004年12月10日)など、楽しい思い出もいっぱいです。
キャストも変わりました。
アクロバットに力をいれたのも五反田・大崎CATSでしょうか。
日本人キャストが激減。改名騒動もおきました。中国や韓国の方による出演が増えた印象。
それが悪いのではないのですが、訛りも多かったなぁ。
金子ミストは最初はその身体能力が凄いと思いましたが、結果、それからは伸びず。逆に歌は劣化したような。
「一音落とす者は去れ」という四季の言葉がありますが、二音落とせば良いのか?とも言われました。杜ミストの時はミストの歌うところを芝マンカスが歌っていました。
キャストと言えば、私は五反田では服部ドッツは観られませんでしたが、色々な方が観られました。服部さんの訃報は驚きました。
まずメス猫・・・
グリザでは重水さんが随分と出られていましたが退団。そして大好きだった奥田さんも退団。そう言えば金さんも観られなかったなぁ。
ジェリロでは何気に遠山さんが好きでした。でも辞められて今度は7月に舞台に出られます。五東さんのジェリロも素敵でしたし、井上さんも良かった。
ドッツでは髙島田さんの怒りんぼ、鈴木さんの優しいドッツと対照的なドッツを堪能。
ランペは王クンのアクロランペも良かったですが、真鍋さんも好きでした。退団された時は残念でした。上條さんもまた観たかった。
ディミは一番印象的なのは滝沢さん。大の字になって寝たり、お客の靴を持ってきたりとやりたい放題でした。
ボンバルは南さんと西村さん。元々、南ボンバルが大好きでしたが帰国され、今では西村さんが一番好き。
バブは荒井バブが握手で足を捻るか何かしてそのままキャス変になってしまった(2006年9月9日)のは残念でした。私の目の前でしたし。今では作品契約になってしまったという噂も聞きましたが、そうすると小粥バブ、久保田バブが良かったです。
タントは神業とも言える高倉タント。
ジェミマは王クンがダントツで好きですが、増田さんも段々と好きになりました。でもいつの間にか出なくなって、LKなどのキャスト表からも・・・。
ヴィクは金井さんのヴィク、そしてレベッカが忘れられない。でも金井さんは退団して渡米。レベッカも最近は何処にも出ていない・・・。
カッサは井藤さん、そして永木さんが好きでした。永木さんも辞めてしまった。。。
オス猫では・・・
タンブルは村瀬美音さんが好きでした。岩崎さんも長かったですね。
マキャはグヨルのタコダンスに勝る者はありません。
ギルは虎ギルがアクロもあって好きでした。殺陣も迫力がありましたし。
カーバは初期の劉カーバが小芝居があって好きでした。でも最近は体重計にしてもどんどん・・・。あ、姿勢の悪い丹下カーバもまた観たかったです。
ランパスは高城さんがどんどんメイクのパワーゲージが減っていったのが気になりますが、一番好きだったのは三宅さん。でもウィキッドに行ってしまいましたからね。最近は見られず。
コリコも幸田さんや徐さん、塚下さん、牛さんなどいましたが、最終的には花沢さんがまぁ他の役も少しだけやりましたが、最後は五反田で10ヶ月の連投をしました。
スキンブルは私が好きだったのは石井まさとぅスキンボでした。よく荷物を持って行かれたなぁ。百々さんの車掌さんも好きでした。
マンゴは趙のアホマンゴ、武藤さんや李さんのアクロマンゴ、川東さんのドラゴンマンゴ(見た目)が印象的。李マンゴに肘鉄をくらった(2005年12月18日公演)のも良い思い出です。
ミストは蔡さんが好きでした。小柄でアクロも出来てキレがあって。
タガーは好きな人が多かった。キヨミチタガー、アイドルトムタガー、声の良い福井タガー、私の膝に乗った田邊タガー。
マンカスは大学サークル系の西門マンカス、辞めてしまいましたが田村ラガーマンカス、ヤクザな野中マンカスなど。印象深いのは田村マンカスでしたが、一番好きなのは野中さんでした。
ガスは最初は背中の大きなガスだなと思った田島さん。指先を少し曲げて歌うのが特に好きでした。
デュトは種井さんの温かい懐に癒されました。そしてカッコ良かった小林デュト。五反田では少ししか出ませんでしたが、あまりの良さに驚いて、妻を誘って突発しました。でも私たちも観た汐留でのオペラ座の怪人千穐楽公演を最後に闘病生活に入られてそのまま訃報を知ることになりました。今でも残念でなりません。
握手も色々な猫としました。
逆に握手をしなかったのは、ガス、ミスト、コリコ、カーバ、タンブル、ランペ、ジェリロだけです。
CATSの次の公演地は11月からの横浜。
通うのは無理でしょうけれど、また楽しみです。