劇団四季・ストレートプレイ

2010年4月 3日 (土)

エクウス(馬)

劇団四季のストレートプレイ。エクウス(馬)。今回は13回の公演のみ。重い内容なので、何度もリピートしたいという気持ちにはならないのですが、公演があれば1回は観たくなります。

マーティン・ダイサート : 日下武史
アラン・ストラング : 藤原大輔
フランク・ストラング : 山口嘉三
ドーラ・ストラング : 木村不時子
へスター・ソロモン : 都築香弥子
ハリー・ダルトン : 高林幸兵
ジル・メイソン : 石倉康子
ナジェット : 渡久山慶
看護婦 : 和田侑子

【馬たち】
パク ソンジン / キム ヒョンミン / チョン ドンヨン / シン フンスン / ファン ソンヒョン

取りあえず、日下さんVS藤原さん。日下さんのダイサート。アランにツボを見抜かれていたときの動揺、そして懐の深さ、人間味。さすがの一言です。

この舞台はベテラン陣の演技が光ります。山口さんと木村さんのストラング夫妻も良かった。

前回のジルは田村さんでしたが、今回は何と石倉さん。正直驚きましたが、艶のある演技でこれまた素敵でした。お姉さんとして年下のアランをリード。

その藤原アラン。もっちーのアランが凄く病的に見えてきました。と言うわけで前回のモッチーアランに比べたらシャープというかシンプルなのですが、アランの心の葛藤やら思春期における心がとても上手に表現されているな、と。

やはり行って良かった。

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2009年2月 1日 (日)

アルデールまたは聖女

快晴の2月1日。
風はとても強く、そしてとても冷たい。でも快晴。
日なたは暖かかったです。風は冷たいけど。

私が中学入試受験をした日は大雪でした。
でも今日は快晴。
2月1日が日曜と言うことで、ミッション系の中学は受験日をずらした所もあるようです。
なので女子御三家では2校の併願もできたようで。

そんな2月1日。

劇団四季の「アルデールまたは聖女」を観てきました。
これは劇団四季の旗揚げ作品でもあります。
出演俳優を見ても力のいれ具合が分かります。実力派をズラッと並べた感があります。

座席についてプログラムを見ると、浅利さんのコメントに今後の自由劇場の演目について書かれている記事が。
ハムレット、そしてオンディーヌも上演するとか。
でも自由劇場はこれから、JCSのジャポとエルサを上演したらひかりごけ、春のめざめと予定が組まれているわけで・・・。


将軍 : 志村要
将軍夫人 : 斉藤昭子
伯爵(将軍の義弟) : 味方隆司
伯爵夫人(将軍の妹) : 野村玲子
男爵(伯爵夫人の恋人) : 栗原英雄
ニコラ(将軍の二男) : 田邊真也
ナタリー(将軍の長男の妻) : 木村花代
アダ(女中・将軍の情婦) : 団こと葉
アルデールの恋人 : 高橋征郎(劇団民藝)


最初のキャスト予定では岡本隆夫さんだった所が志村さんになりました。
劇場内のポスターも岡本さんの上に志村さんのシールが貼られていました。でも印刷済みのチラシは岡本さんの名前がそのまま残っていましたが。


まずこの作品はストレートプレイ。
先ほど書いたように実力派が名前を連ねていますが、味方さんや栗原さん、田邊さんは最近はストレートプレイばかり。正直な所、歌って踊れる俳優さんなので勿体ない。木村さんや団さんも同様。

志村さんですが、のっけから団アダに欲情。団さんの素っ気ない態度も良いですが、志村さんの変態っぷりも良い感じ。
そこに野村リリアーヌ、味方ガストン伯爵、栗原ヴィラルデュウが到着。どうもこの作品は夫婦であったり愛人であったり、それが周知なのかどうか、人物相関図がごちゃごちゃになります。
で、この3人が笑いもとりますし、目線の送り、間のとり方、距離感と絶妙な演技を見せてくれました。特に味方さんと栗原さん。トロイでも素晴らしい演技でしたが、今回も素敵でした。栗原さんはブラコメのハロルドではないですが、何か一挙手一投足に期待をして見てしまうような。

田邊ニコラはどこか子どもっぽさをもち、ナタリーを愛し続けようとする青年。田邊さんの言い回しの特徴でもありますが、どこか遠くを見続けているような印象をもつのですよね。
木村ナタリーは田邊さんとは逆に大人っぽさをもっているような。
田邊さんはストレートプレイが増えてきていますが、木村さんはあまり見ません。今後にも生かしていって欲しいなぁ。

タイトルにあるアルデールは登場しません。でもそれを取り巻く人間模様がまた面白いのですが、正直、「え?これで終わり?」という気持ち。第一幕は40分間という短さがそれを助長しましたが、第二幕のラストも同様。
それにしても最後の最後に出てきた斉藤昭子さんのパワーも凄かった。

アッと言う間の2時間5分(20分間の休憩含)でした。

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2008年9月28日 (日)

ブラコメ

今日は赤青カードショーの日。
ですが、午後はブラックコメディに行き、それ以外の時間は仕事。
なので両国は完全欠席でした。少しくらい顔を出せたらと考えていましたが、仕事が長引いてしまい、終わったのは21時でした。。。

さてブラックコメディですが、06年7月以来なので2年ぶりくらい。
四季を退団した石丸幹二さんが出演していたこともあり、プログラムはもとより事前の広告にも写真は無し。時々あるのですが、主役のブリンズリーがぼやけていたり映っていない状態でした。

ですが開幕直前に稽古場の様子がHPにアップされたので荒川さん、濱田さん、栗原さん、志村さんが出演することは分かりましたが。

さてキャストですが・・・

ブリンズリー・ミラー : 荒川務
キャロル・メルケット : 濱田めぐみ
ミス・ファーニヴァル : はにべあゆみ
メルケット大佐 : 志村要
ハロルド・ゴリンジ : 栗原英雄 
シュパンツィッヒ : 高橋征郎(劇団民藝)
クレア : 八重沢真美
ゲオルク・バンベルガー : 勅使瓦武志

正直、ストレートプレイに勿体ないと思ってしまうキャスト。豪華です。

座席は1階センターの最前列。汗やつばなどが降りかかるような席。
座ってみて・・・ちょいと近い。舞台が少し高いように感じるので、ずっと見上げているような感じでしょうか。贅沢な悩みなのですが。

幕が開く前からシーンとした空気。
まだお喋りなどして良い時間なのですが、何故かシーン。。。
そんな張り詰めた空気の中、幕は開きました。

あぁそうだ。この作品って他の作品のように暗転しない代わりに照明が凝っているのだった。忘れていた。
薄暗闇の中、荒川ブリンズリーと濱田キャロル。
ともにミュージカルの実力者。

濱田さんのストレートプレイは鹿鳴館以来。正直、あの時は・・・まぁ、観る者の見方によって違うでしょうけど・・・私はあまりしっくりと来なかった。
でも今回は最初はエクウスのジルのような甘い声を出して、終盤は「にゃぉ!」と威嚇して。特に「にゃぉ!」は私の目の前というか頭上で言われました。結論から言うと、良かったです。濱田さんじゃなきゃ!という訳ではないので、やはり勿体ない気持ちもありますが、子どもっぽさの残る濱田さんのキャロルは良かった。

荒川ブリンズリー。荒川さんは気の弱いプレイボーイが本当に似合う。石丸さんとは全く違った雰囲気で良かった。慌てっぷりがまた良い。

前回公演と同じキャストなのが、はにべファーニヴァルと八重沢クレア。
はにべさんは相変わらず可愛らしいおばあちゃん。酔っぱらう姿は可愛く、暗闇で胸を触られてしまい驚く姿もまた可愛い。
八重沢さんは若々しい。生足でしたが凄く綺麗で色っぽい。したたかで何かを企んでいるクレア。嵌り役な感じがしました。時折見せる悪戯っこな表情も印象的。

いかりや長介のような雰囲気の志村大佐。いかりやなのに志村とはこれいかに?! いやいや、威厳のある志村さん。

そしてこの舞台。栗原さんなくしては語れません。いや、凄い人だと思いました。オネェキャラの面白いことったらありません。栗原さんで笑いがしまる。笑いがしまるのは変な日本語ですが、そんな感じ。
で、最後ですが前回は栗原さんが仏像を落としたような・・・。記憶違いかも知れませんけどね。栗原さんがジャケットを取っても仏像はテーブルから落ちず、ゴトッというだけ。荒川さんが手に持って栗原さんに渡そうとして落として割りました。そうだったかな。

面白い舞台でした。

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2008年9月 7日 (日)

トロイ

昨日はLKと夢醒め。
今日は「トロイ戦争は起こらないだろう」。
劇団四季としては23年ぶりの再演。72回の公演を重ねての今回ですので、今日の公演でもまだ79回目。


アンドロマック : 坂本里咲
エレーヌ : 野村玲子
エキュブ : 斉藤昭子
カッサンドル : 都築香弥子
平和の女神 : 西田ゆりあ
虹の女神 : 岡本結花
ポリクセーヌ : 岸本美香
エクトール : 阿久津陽一郎
ユリス : 味方隆司
デモコス : 栗原英雄
プリアム : 山口嘉三
パリス : 田邊真也
オイアクス : 青羽剛
ビュジリス 神保幸由
幾何学者 : 池田英治
トロイリュス : 大空卓鵬

水夫・伝令・兵士たち
畠山典之 / 吉賀陶馬ワイス / 高島啓吾 / 高草量平(劇団昴) / 北山雄一郎
上廻怜雄奈 / 山本伸夫 / 関隆宏

トロイの女たち
小野さや香 / 千村璃永


キャステングされた俳優さんは何とまぁ豪華。
そして平和への祈りが語られ、溢れるほどの日本語の数々。ちょいと重たい。
観ている側も好き嫌いが分かれそう。今回は最前列でしたが、私の3席隣りの人は劇中に思いっきり伸びをしていました。(まぁかなりなご勘弁な態度ですけどね)
私は、作品からすると少々疲れてしまいましたが、俳優の方々の演技力に圧倒されて作品に入り込み、寝ることはありませんでした。

まず最初、坂本アンドロマックと都築カッサンドルが舞台上へ。坂本さんの可憐な演技に都築さんの何とも先を見通しているかのようなある種不気味な演技が重なってゾクゾクと。「トロイ戦争は起こるでしょう」と。

阿久津さんは何を演じても阿久津色になります。芝清道さんも何を演じてもキヨミチになるのですが、またそれとは別のような感じ。平和を願うも幾多の障害があり、それに苦悩するエクトール。そして登場人物の名前も言いにくい。何度も間違えていました。パリスをバリス、ビュジリスをビジュリスなど。確かに難しい・・・。

野村エレーヌも良かったです。オンディーヌのような天然模様の雰囲気。すごく考えて演じているように見えました。
しかし何よりも凄かったのが栗原デモコス。迫力のある演技は3Dで飛び出してきそうでした。台詞の話し方、常に訴えかけるようなその態度には圧倒されました。

そして平和の女神が登場して椅子からズリ落ちるような錯覚を覚えて第一幕は幕が降りました。あっという間の50分間。本当にアッと言う間。
幕間は何か舞台の幕の向こうからは工事をしているような音。なんだべ?と思ったら、第一幕とは全く違う舞台になっていました。

第二幕では味方ユリスが素晴らしかった。何か肉付きが良くなったような味方さん。正直、坂本さんに野村さん、阿久津さん、味方さん、田邊さんなど豪華すぎて勿体ないと思うほどでしたが、味方さんならではの演技。長い台詞を間違えることなく話し、尖ったような鋭い態度にも出られれば、急に温かくて包容力のある演技もこなす。良い意味での二重三重人格でした。

そして閉ざされたはずの扉。それが開かれると、そこには・・・。宿命とは何なのだろうか。

何とも私としては好きな終わり方。まぁ話の内容は好きな感じではないですが、作品としては面白かったです。
でもそれは豪華な演技派の俳優さん達の力だと。そうでなければ3席隣の人ではないですが、眠くなって伸びをしたくなるかも・・・。

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2008年6月29日 (日)

思い出を売る男

今日は赤青のカードショー。
ですが欠席。
行っても10数分だったのと、先週からの疲れが溜まっているのも要因。
疲れが溜まっていても、確保したチケットはあるわけで、ついつい足は劇場へ。

初めて観る作品。
「思い出を売る男」
チケットを購入する際に、驚いた座席図。1階センターブロックがいびつな感じで座席があります。

「はだかの王様」でも1階センターが3列目までだかはあるのに4列目だけが無くて5列目があって怪しかったことがありました。事実、4列目の空いた場所には俳優が来て踊ったり歌ったりしました。

今回も何か花道が出来そうな配置図。
劇場内に入ると、案の定、花道のような物がありました。

キャストは・・・
思い出を売る男 : 田邊真也
広告屋 : 味方隆司
G.I.の青年 : 金田俊秀
乞食 : 日下武史
黒マスクのジョオ : 芝清道
花売娘 : 大徳朋子
街の女 : 野村玲子
恋人ジェニイ : 西珠美
アンサンブル : 有賀光一 / 神保幸由 / 福島武臣 / 塩地仁
シルエットの女 : 斉藤美絵子

上演時間は幕間無しの1時間15分。ウィキッドなんて第一幕だけで1時間30分くらいなのに。

まず日下さんがご挨拶。
途中で台詞が飛んでしまい、舞台袖からフォローが入って挨拶続行。
いよいよ開演。

田邊さんの売る男ですが、鋭い視線が鹿鳴館の久雄のようでした。石丸さんや下村さんの売る男を見ていませんが、ちょいと人肌が薄いような。こういう役なのか・・・。
サックスは実際に吹いているのか・・・。よく分かりませんでした。吹いているようにも見えるし、そうでないようにも。

広告屋の味方さん。出オチのような印象な役柄ですが、それでもあの演技力。怪しい出で立ちに魅了されてしまいました。
同じように凄かったのは昔の面影を残す街の女の野村さん。酒焼けしたような声での演技は凄いと思いました。
飛田天骨の殺し屋も見ましたが、黒マスクの芝さん。暖かみがあって、随分とお礼を口にする黒マスク。ファントムのような雰囲気もあって、新鮮でした。

そして乞食の日下さん。最初の挨拶ではフッ飛んでいましたが、このキャラクター性と演技力は誰にも真似できないと思いました。デュト様のような明るい笑顔とダンス。とてもかわいかったです。

金田GIと西ジェニィのペアも迫力があって良かったです。
そして酔っぱらいの神保さんも。あの役を最初は半場さんがやっていたのかと思うと、それも見てみたいですが。

1時間15分という短い時間が勿体ない。もっと観ていたい作品でした。

終演後は14時半頃でしたが、そのまま帰宅。
疲れていますが、やはり観て良かった。また観たい。。。

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2008年1月14日 (月)

ハムレット

寒い! 成人式の今日、東京の最高気温は5.6度だったとか。
3連休の最終日にもなりましたが、足は浜松町の自由劇場へ。

ハムレットの公演でした。
以前、TV放送された山口祐一郎版ハムレットは観たことがありますが、劇場で観るのは初めてです。

キャストは

クローディアス : 志村要
ハムレット : 田邊真也
ポローニアス : 維田修二
ホレイショー : 味方隆司
レイアーティーズ : 坂本岳大
ガートルード : 中野今日子
オフィーリア : 野村玲子
ローゼンクランツ/牧師 : 鈴木周
ギルデンスターン : 田中廣臣
フォーティンブラス : 増沢望
墓掘り1 : 明戸信吾
亡霊 : 石波義人(劇団昴)
劇王/重臣 : 高林幸兵
ヴォールティマンド : 石原義文
ルシアーナス : 高草量平(劇団昴)
オズリック : 青羽剛
マーセラス/重臣 : 深水彰彦
バーナードー : 岡本繁治
フランシスコー : 島村勝
コーニーリアス/隊長/墓掘り2 : 雲田隆弘
妃 : 和泉沢旭
船乗り : 朱涛

【男性アンサンブル】
松永隆志 / 滝沢行則 / 奥田慎也 / 関川良 / 高島啓吾 / 髙橋徹 / 大竹康平

【女性アンサンブル】
大橋伸予 / 菅本烈子 / 小粥真由美 / 長島祥 / 柳悠夏 / 山崎都


劇場内でコートを預けると、「場内が寒くなりますが・・・」と。ドライアイスをかなり使用するので、結構寒い様子。それに座席も最前列なので、舞台からドライアイスが寒気団となって襲ってくる雰囲気。

さて劇場内では、舞台に幕がされておりません。しかし全体的に黒で作られているので、よく見えない。でも凄くシンプルゆえに、楽しみが増します。

台詞が長い。。。でも、全くもって疲れることはありません。
開演から終演まで、20分の休憩を挟んでも3時間20分ほど。
それが長く感じられず、凄く面白い。楽しい作品ではありません。悲劇ですし。でも言葉の世界、そしてシンプルなその舞台に引き込まれる作品。

田邊さん。凄い良いです。鹿鳴館の久雄でもみせた、その演技がハムレットでも充分に生かされている感じ。先代国王の思いを胸に、クローディアスに向かう姿勢は、清原永之輔への・・・って、もうそれは良いか。今回、下村さんとのダブルですが、下村版でも観てみたいものです。
あとオフィーリアと話をして背後にはポローニアスとクローディアスが隠れて聞いている場面。ヒョコヒョコと出てきたポローニアスが袖に隠れる前に田邊さんが振り返ってしまい、モロに目が合っていました・・・。

野村オフィーリア。鹿鳴館の朝子、オンディーヌのオンディーヌと違った役柄で楽しませてくれましたが、今回はオフィーリア。
可憐な中に兄や父を慕う眼差しが見え、凄く愛おしく思いました。小さな身体が大きくみえる、狂気の沙汰。

墓掘りーズ。明戸さんに雲田さん。Wザズーですな。文句の言いようのないお二人でした。流石だ。素晴らしい。明戸さんの声にやられました。

ローゼンクライツの鈴木さん。田邊さんと古くからの友人にしては老けてる?なーんて思ってしまいましたが、明戸さん同様に声が私としてはツボでして、ホッとします。ギルデンスターンと顔を見合わせたり、その表情を一つ一つを追ってしまいました。最近の四季の舞台には欠かせない一人です。

維田ポローニアス。オンディーヌでも野村さんのお父さん役だったような・・・。この方も、最近の四季の舞台、特にストレートプレイではよく観ます。この前まではWSSにもいたような。会場は隣りですが、大変ですよね。
同じくストレートプレイではよく見る、中野今日子さん。オフィーリアの死の場面では実際に涙を流していました。そして表情が時折、麻丘めぐみに見えるのですよね。

レイアーティーズの坂本さん。客員の方のようですが、凄く良かったです。もう少しクセがあっても、と思いましたが、爽やか風味で良い感じでした。

この前はマジョリンを観ましたが、「あ~味方さんのニラミンコも」などと思いましたが、こりゃ凄い。味方さんのホレイショーは良い。ハムレットにとって、というよりも人にとって、こんな腹心が居て欲しいと思わせるホレイショーでした。昨年はニラミンコだけではなく、「はだかの王様」の王様、「この生命―」の早田、「オンディーヌ」の詩人などで見ましたが、それぞれの役柄の良いところが見えて、素敵な俳優さんだと思いました。

さて、以前にTVでやっていた下村版ハムレットを改めて見たくなりました。

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2007年12月16日 (日)

鹿鳴館

「鹿鳴館」。
2月に観て以来、2度目の観劇です。
最近良く観ている「CATS」、「オペラ座の怪人」などはミュージカル。
この「鹿鳴館」はストレートプレイと言って、歌やダンスなどは無い舞台、お芝居です。

それにしてもキャストは豪華。
四季のこの作品にかける思いが伝わってくる気がします。

そのキャストは・・・

影山悠敏伯爵 : 日下武史 / 同夫人 朝子 : 野村玲子
大徳寺侯爵夫人 季子 : 中野今日子 / その娘 顕子 : 岡本結花
清原永之輔 : 石丸幹二 / その息 久雄 : 田邊真也 
飛田天骨 : 田代隆秀 / 女中頭 草乃 : 都築香弥子

宮村陸軍大将 : 緒方愛香(劇団昴) / 宮村陸軍大将夫人 則子 : 木村不時子
坂崎男爵 : 喜納兼徳 / 坂崎男爵夫人 定子 : 佐藤夏木

給仕頭 : 田島康成(劇団昴) / 給仕 : 岡本繁治、森田利夫
伊藤博文 : 青木朗 / 同夫人 梅子 : 岡本和子
大山巌 : 田島雅彦 / 同夫人 捨松 : 深沢未可子
大徳寺侯爵 : 青羽剛 / 職人松井 : 佐藤晃仁
華族 : 長谷川浩司、丸山憲史
華族 : 森崎みずき、桜井香奈、寺嶋あゆみ、真家瑠美子


2月のほうが豪華と言っては豪華。
それでもやはり良いキャスト。
変わった役の大きな所では、大徳寺公爵夫人 季子が末次美沙緒さんから中野さん、その娘 顕子も濱田めぐみさんから岡本さんへ。
清原が広瀬明雄さんから石丸さん、その息 久雄も福井晶一さんから田邊さん。飛田天骨が芝清道さんから田代さん、草乃も坂本里咲さんから都築さんへ。などなど。
こうやって書くと、影山伯爵、同夫人朝子の2人以外は総交代ですが、変わった人も豪華。


さて、今回の座席は1階の上手側の最前列の壁際。
やはり舞台との距離が近い。ワクワクして開演を待ちますが・・・ん?寒い。
風がある???
どうも舞台の方から吹いてくるような。後になって考えると、出演者は結構な着物を着ているので、暑くならないようにということでしょうかね。でも座って観ている側からすると寒い!
妻はコートをひざ掛けとして使い、更に第二幕ではマフラーも首に巻いていました。

さてさて、舞台が始まりました。あぁ~人も岩も大きい。。。 
って、おぃ!目の前に大きな菊!そして岩! 凄く邪魔! 視界が遮られる。。。

あ、以下、作品のあらすじを追って書くので、ネタバレ注意です。


場所は影山邸。まず登場したのは宮村陸軍大将夫人則子(木村さん)、坂崎男爵夫人定子(佐藤夏木さん)、大徳寺公爵夫人季子(中野さん)、その娘顕子(岡本さん)。
則子の木村さんは上手。やはりベテランさんですね。表情もあって、声も良い感じ。何といっても雰囲気が良い。
季子の中野さんは、何かちょっと・・・物足りない。何か表現の一つ一つが大きすぎる気がしました。
顕子はモノ憂いているような表情が良い感じ。雰囲気としては濱田さんも上手なのですが、濱田さんは手探りのような演技を感じてしまいました。今回の岡本さんはどこか遠くを見ているような、不安でたまらない顕子を上手に演じていたように思います。
しかしですよ、これらの演技も目の前の聞くやら岩やらで観難い! 菊の間から覗き見ているような気分でした。

そして影山伯爵夫人の朝子(野村さん)が登場。あれれ?野村さんの声が出ていない!風邪を引いているようなガラガラ。おぃおぃ、と思いましたが少し経つといつもの声に戻っていました。
演技はもちろんですが存在に色を感じる、素敵な女優さんです。体全体の動き、そして視線の動き。1つ1つが最前列からはよく見えます。
草乃は・・・個人的なイメージよりも少し年齢が高めな印象。前回が坂本さんだったからでしょうかね。都築さんも年齢を高めにして演じているような印象を受けました。

季子、顕子、朝子の3人でトーク。この辺りから野村さんの喉が戻ってきたのですが、やはり野村さんの発声は綺麗。美しい日本語を感じます。この舞台、作品なので余計にそう感じるのでしょうけど。

久雄(田邊さん)が下駄を履き、つんつるてんの袴姿で登場。福井さんの日本人形のような表情の落ち着いた久雄に比べると元気があり、無鉄砲とは言い過ぎでしょうけど、飛び跳ねるようなやんちゃな印象の久雄。でもやはり奥に居ると、菊や岩が邪魔で見えない。。。
そして久雄の父である清原永之輔(石丸さん)。ん~、若い!実際年齢も田邊さんと石丸さんって10歳も無いくらいですもんね。やっぱり広瀬さんの方が・・・と思いましたが、石丸さん凄く上手。声をやはり意図的でしょうね、低くして落ち着いた装いの清原。何度か朝子に頭を下げるのですが、それの丁度延長線上に私たちの席があるので、私に頭を下げているような錯覚に。(誤り!) あぁ、つい数週間前まで「いやっったぞぉ、凄いぞ 成功だっぜぇ~」と歌い踊ってた壁抜け男と同一人物とは・・・。(爆)

影山伯爵(日下さん)が飛田(田代さん)を連れて登場。朝子と草乃は菊と岩の陰に。
この時、私たちの席と朝子&草乃の距離は1.5~2mほど!
凄い近い! 影山の表面的な人間(つまり冷血)を日下さんが好演。やはり存在感のある、風格のある演技。飛田も芝さんは何を考えているか分からない機械のような不気味さがありましたが、田代さんはどこか人間性を感じる飛田。子煩悩だし。(苦笑)
でも私たちの目に入るのは目の前の朝子! 表情や息遣い、夫である影山の一句一句に唾を飲み込む様子まで見えます。

鹿鳴館という建物、そして政治。人間の様々な思いが入り乱れ、最後は影山が草乃にその手を向けて、第一幕は終了。
暗転して幕が降りました。
しかし私の席からは幕が下りても、舞台の中が見えてしまいます。舞台上は暗いのですぐにスタッフが青い光の懐中電灯を持ってきて、影山と草乃を誘導していきました。

さて第二幕。
場所は鹿鳴館。出演者も皆さん、洋装に。(草乃を除く)

久雄の表情が変わっていました。第一幕では自分の死を意識した仕事を思うことから、目つきも鋭く、カタサのある演技。それが第二幕で人間的な生活に戻りつつあると、一気にカタサのとれた久雄になっていました。
影山伯爵も第一幕では政治であり、そういった冷血な面を多く見せていましたが、第二幕では草乃の今後のことを思い、そして手をとり(エロ親父)。

そして草乃の名台詞。
「あの・・書生さんは、・・・奥方様の・・・お子で御座います。」
私としては、恐る恐る、その中に今後を思う怯えや葛藤などを入り混じった感じの、タメを持って言って欲しかった。。。
ですがこの時、草乃はサクッと「あの書生さんは奥方様の」とスラスラッと言いました。う~む、こう言われると、草乃の心は朝子を裏切る気持ちを最初から持っていたような、そんな風に聞こえるのですよね。イメージの問題でしょうかね。

働く給仕たちは影山の腹心。影山伯爵と草乃とのことを知りつつも、朝子に聞かれると何も知らない素振り。
その影山の態度も政治家や金持ちならではの横柄な態度。日下さん凄ぇ。
あ、給仕の給仕たる振る舞いも面白いです。ガス灯とか。あ、またデカい花瓶が目の前に。。。(泣) でも第一幕の菊とは比べ物にならないほど、邪魔というのも少しだけですけどね。

そして段々、影山伯爵と朝子の間に強烈なシコリが出来始めます。
それをお互いが気付きつつも、仮面で覆っているような、偽りの言葉や態度。この、「間」というか「空気」、「空間」。流石ですね。素晴らしい!

影山は久雄に改めて清原を撃つ、いや討つことを含めた男としての生き方を説きます。みるみる間に久雄の目つきが変わっていきます。その表情が上手側から凄く見える!
しかーし、そんな久雄を止めようとする顕子が日下さんの背中で何も見えな~い。声だけ。。。

影山と朝子のギコチナイ夫婦。
「何のためでもなしに乾杯」
夫婦間の溝は段々と他の夫人にも知られるところへ。

さていよいよ大山巌(田島さん)の登場です。
はぅ~。宮村陸軍大将やその夫人則子など、みんなの背中で田島さんの姿が殆ど見えない~。
何か九州弁を言ってるぅ~。あ、髭もある。(凄く似合う)
でも姿がチラ見程度。。。上手側なので仕方なし。出てきたと思ったら、すぐに階段を上って行っちゃいました。
田島さんは宮村陸軍大将にもキャストされているので、大将でも見てみたいものです。

事態は変わった。

壮士が騒ぐはずは無かったのに、策略で鹿鳴館には抜き身を振り回す壮士の姿。
影山の策が功を奏した訳ですが、策は策であり、人の心までは操作できず。思いもよらぬ展開に。
朝子も影山を慕う姿を見せるも、一時で泣き崩れる。完全に見ている側も心をうたれます。
野村さんの迫真の演技と言いますか、体から滲み出る気持ちのオーラが凄い。

それでも鹿鳴館のホールではワルツが。思い出される季子の「この鹿鳴館という建物は、何だか落ち着かない、気色の悪い建物だわ」の言葉。
そして朝子は「世界にもこんな恥知らずのワルツはありますまい」と。影山はそれをこれからも踊り続ける決意を伝えます。
ラストシーンでは影山と朝子が腕を組みます。鹿鳴館の外での銃声を聞きつつ。
三島らしい作品と言えばそうなのでしょうけど。


所で、この作品はやはり影山伯爵、朝子、この2人の存在が大きいのですが、草乃の存在も大きい。
影山に「まだ美しゅう御座いますか?」とか、今まで、草乃はどんな思いで影山邸で働いていたのだろうか。
考えると非常に深い作品です。

あとやはり野村さんと日下さん。
野村さんは全身全霊での演技。日下さんは時折見せる可愛い仕草もたまらない。「マジョリン」のニラミンコのような「ウェッ?」という尋ね方など、笑いそうになりました。

1回目よりも2回目の今回の方が楽しめました。
回数を重ねると色々な思いが見えてくる気がします。次に観にきたら、また何かの発見があるような気がしました。

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2007年10月20日 (土)

鹿鳴館

約一年ぶりの「鹿鳴館」東京公演。

先日の「この生命は誰のもの」では、主役の早田健役に石丸幹二が配役されず、更にプログラムの写真も出なかったので石丸退団説が流れました。
今回の鹿鳴館。清原役に石丸さんは含まれているのか。配役されない=退団、という憶測が飛び交う中での初日でした。

キャストは・・・

影山悠敏伯爵 : 日下武史
同夫人 朝子 : 野村玲子
大徳寺侯爵夫人 季子 : 中野今日子
その娘 顕子 : 岡本結花
清原永之輔 : 山口嘉三
その息 久雄 : 田邊真也 
飛田天骨 : 志村要
女中頭 草乃 : 坂本里咲

宮村陸軍大将 : 鈴木周
宮村陸軍大将夫人 則子 : 木村不時子
坂崎男爵 : 高草量平(劇団昴)
坂崎男爵夫人 定子 : 佐藤夏木

給仕頭 : 斎藤譲(劇団昴)
給仕 : 

伊藤博文 : 維田修二
同夫人 梅子 : 岡本和子
大山巌 : 高林幸平
同夫人 捨松 : 深沢未可子
大徳寺侯爵 : 高島啓吾
職人松井 : 

華族 : 小出敏英、池田裕治、関川良、堀口隼一、山本章平
華族 : 真家瑠美子、森崎みずき、鈴木奈緒美、広岡栄子


やはり石丸さんの名前は無し。
そしてキャスト表にその記載が無くても、元々は劇団昴という方々が目立つようになりました。
あと男性華族の人で池田さん、関川さん、堀口さん、山本さんは2007年7月のオーディションで四季に入団しているので、もしかすると今日が初舞台かも。

さて初日にも関わらず空席が目立った今日の舞台。
俳優さんも観に来られていました。田代隆秀さん、磯津ひろみさん、青山弥生さんら。
もちろん、浅利慶太代表の姿も。

そして私の席は、1階最前列センター。
基本的に1階最前列は3列目でしたが、センターブロックの上手寄りに3席だけ2列目の座席がありました。それが2列目16-18番なのですが、劇場内においてあった椅子には6-8番のプレートが。係のお姉さんに確認すると、間違えて置いてしまった様子。と言うわけで、チケット記載は2列目16、17番でしたが、2列目6、7番の座席に着席。

実力派の役者が揃えられており、静かな中に熱気のこもった演技の数々。
最前列なので顕子(岡本さん)の息づかいや季子(中野さん)の手の震えも感じられます。朝子(野村さん)の涙も。

気になっていた清原役の山口さん。今までの清原は広瀬さん、石丸さんでクールな紳士でした。それに比べるとちょっと庶民的で笑顔が印象的な清原。年齢層も高め。でもこれはこれでアリかと。良かったです。

飛田天骨の志村さん。私は冷血でおっかない田代さんの天骨の方が好きです。志村さんは演技がとても上手。もちろん田代さんも上手です。でも天骨のイメージで、私は冷血であって欲しい。そこに子煩悩な部分が見え隠れしている方が空き。そうすると志村さんは演技が上手過ぎて人間味が出過ぎてしまうような。

宮村陸軍大将(鈴木さん)は好きな役者さん。ちょっと太ったような。軍服を着ているからでしょうかね。

初日で緊張もあったと思いますが、大山巌(高林さん)がやってしまった。。。
台詞は1ヶ所だけなのですが、そこで台詞がスッ飛んでしまいました。「おぉ~貴公宮村・・・・」のちょっと後で詰まってしまい、しばしの空白。そのまま、宮村大将と笑って行ってしまいました。
他に今日がデビューと思われる給仕も、朝子や影山伯爵(日下さん)が演技をしているのに、花を持ってスリッパのような音をたてながら階段を下りていったり。

まぁ、それでも素晴らしい舞台。
朝子(野村さん)の演技はやはり凄い。久雄の死後、影山を睨み付けるその表情。あれだけの長い台詞を覚えるのも凄いですし、とにかくすべてが凄い。観て良かった。
影山伯爵(日下さん)も。やはり味のある演技。今回は座席が最前列だったのもあり、日下さんとよく目が合いました。特権ですな。

招待客が多かったこともあり、拍手も少なくてカテコは1回で終わり。
これはちょいと残念でした。

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2007年9月29日 (土)

この生命誰のもの

劇団四季のストレートプレイ「この生命誰のもの」
ストレートプレイとは、ようはミュージカルではないお芝居の事。
四季ももともとはストレートプレイをやっていましたが、最近ではミュージカルが主体。
それでもここにきて、「鹿鳴館」や「エウクス(馬)」、「解ってたまるか」、「オンディーヌ」など、ストレートプレイも再演しております。

この作品、前回公演では主役の早田健を石丸幹二が演じていました。その前は日下武史。通常、公演パンフには前回公演の写真が使われるのに、何故か日下さんの写真。
かねてから噂されていた、石丸さん退団説に拍車がかかった作品でもあります。

ま、それはおいておいて、劇場へ向かう道の途中で妻が私に小さい声で「校長先生だ!」。
どこの校長先生かと思いきや、「ふたりのロッテ」でムテジウス校長先生を演じていた服部幸子さん。綺麗な人だなぁ。
劇場の方へ足早に行ってしまったので、WSSかそれとも同じ劇団昴の人が多く出ている「この生命」のどちらかを観に行ったのでしょうかね。


さぁさぁ、劇場についてキャスト表を貰って、、、
早田 健(患者) : 味方隆司
シスター朝田(病棟婦長) : 佐藤夏木
里村恵子(看護学生) : 上領幸子(劇団昴)
田原洋介(看護助手) : 芹沢秀明
北原真弓(担当医 研修医) : 都築香弥子
江間隆司(集中治療部長 主治医) : 志村要
権堂令子(医療ケース・ワーカー) : はにべあゆみ
森山敬二(早田健の弁護士) : 鈴木周
土屋 弘(精神科医) : 藤川和彦
川路彰彦(早田健の弁護士) : 田島康成(劇団昴)
馬場 晃(精神科医 院外) : 齋藤譲(劇団昴)
安藤一郎(病院の弁護士) : 高草量平(劇団昴)
三村判事(裁判長) : 石波義人(劇団昴)

劇団昴の人が多いなぁ。

座席は上手側の実質的な2列目ながらも、目の前に席が無い変則的な座席配置になっており、最前列扱いのような席。

幕が開いて、ベッドの上には早田(味方さん)。。。って。おぃ。。。
私の目線の先、早田さんとの間に椅子が・・・。全く見えないわけではないのですが、思い切り邪魔!
結局、第一幕の最後までありました。 もう少し考えて欲しいなぁ。

里村看護学生役の上領さん。とても良い役なのですが・・・。何だろう。物足りない。
引っ込み思案でキョドっている看護学生。それが田原看護助手(芹沢さん)に出会ってから変わっていくのですが・・・。別に外部の人を使わなくても・・・という感じでした。
その芹沢さんは、何とも尻の軽い看護助手。でも、こういう人っているよなぁ。それでもって、良い奴だったりする。そんな役。

でも私が好きなのは森山弁護士役の鈴木周さん。オペラ座の怪人のムッシュ・ルフェーブル、オンディーヌの侍従などでも拝見していますが、雰囲気が良い! 何が良いのか、よく書けませんが、とにかく良い!

馬場医師役の斎藤さん。痩せた田島亨祐さんそっくり。まぁ、痩せた田島さんは知りませんが・・・。すげぇ。。。似てる。

そして味方さん。もうね・・・。凄いですよ・・・。これだけの台詞をしっかりと言う。そして現実を悲観的に見ている、そして病気で弱くなっている早田さんなのに、言葉にパワーがある。それが健康な人から出るパワーではなくて、演じているが故に出てくるパワー。身体を動かさないかわりに言葉で勝負している。そして視線。顔の動き。
今年は「マジョリン」のニラミンコ、「はだかの王様」の王様でも観ましたが、「オンディーヌ」の詩人や今回の作品で、改めて味方さんの力を感じました。


決して楽しい作品ではありません。
尊厳死をめぐる、病室を舞台にした法廷。この生命は誰のものなのか。
でも、とても面白い作品でした。

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2007年8月 4日 (土)

エクウス(馬)

実家へ帰っていたので、妻と浜松町で待ち合わせ。
生まれて初めての劇団四季のマチソワ。つまり、昼公演と夜公演を両方観に行きます。この日は、昼が「エクウス(馬)」、夜は「CATS」。
と言う訳で今まで何度か観る機会はありましたが、結局観ずに来た「エクウス(馬)」をまずは観てきました。


マーティン・ダイサート : 日下武史
アラン・ストラング : 望月龍平
フランク・ストラング : 山口嘉三
ドーラ・ストラング : 木村不時子
へスター・ソロモン : 中野今日子
ハリー・ダルトン : 志村要(劇団俳優座)
ジル・メイソン : 田村圭
ナジェット : 田島康成(劇団昴)
看護婦 : 岡本結花
馬たち : 岡本繁治 / 芹沢秀明 / 徳永義満 / 渡邊今人 / 森健太郎


凶悪事件を起こした少年アランと、彼の分析と治療に当たる精神科医ダイサート。「馬」を神のようにあがめていた少年が、なぜ馬の目をつぶすような事件を起こしてしまったのか。アランの心の闇に迫るうち、ダイサートの胸には大きな疑問が浮かんできます。
「正常とはいったい何なのか?」


舞台上にある四角いステージ。そのステージで繰り広げられる少年アランとダイサート、そして彼らを取り巻く人々の証言。

観る前は、どんなものだかドキドキでしたが内容が濃い。
とても良く出来た作品でした。

アラン役の望月くん。表情、そして目線、姿勢それぞれがすごく上手に動いていて観ている人を引きずりこんでいってくれた気分。台詞量も凄く多い。だのに、この日の千穐楽後は、ユタのキャストに入っていました。。。お疲れ様です。。。
そしてダイサート役の日下さん。彼の演技は演技と言うものを超えています。凄い!

そしてこの作品について、後から知ったのですが、出演者がヌードになります。
それがアランとジル。それが本当に全裸だと知ったのは上演中でした。ジル役の田村さんは四季の会報誌でも、このことについて書いていましたが、まさに体当たりの演技。でもそこは女優さん。アランをリードするお姉的なジルを好演していました。

人間と言うのは絶妙なバランスの上で生活しています。全ての行為には裏付けがあります。その裏付けを取られてしまった時。例えそれが「正常化」への一歩だったとしても、バランスが崩れた人間はどうなるのか。
考えさせられる作品でした。

そして千穐楽だったので劇団の人も多かったです。
まずは浅利代表、そして野村玲子さん。他に鈴木涼太さん、田代隆秀さん、樋口麻美さんなど。田代さんとはトイレで会い、鈴木涼太さんとはぶつかりそうになり「すみません」と言われて顔を見たら鈴木さんだったと。

そしてこの感動を胸に、足は大崎へ・・・。

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